自分たちの好きなもの、着たいものを提案するセレクトショップ「MFC STORE(エムエフシーストア)」
東京・中目黒駅にほど近い場所にあるストリート系セレクトショップ「MFC STORE(エムエフシーストア)」。「MFC」とは、"My Favorite Closet"から取られており、その名の通り、自分たちの好きな物を集めたクローゼットの中身を紹介する、というコンセプトで展開されている。ほどよく品があり、ヤンチャ過ぎないデザインのアイテムがラインナップする。2018年に最初のお店を目黒通り沿いの雑居ビル2階にオープンし、2019年には初の路面店として1階の店舗も増床移転。その後、2021年までに原宿、大阪、名古屋をオープンさせ、現在4店舗を展開している。今回はオリジナルブランドのアイテムをはじめ、国内外で人気のあるストリート系ブランド、スニーカー、小物など幅広く取り扱う同ショップについてご紹介する。
等身大のストリート×親しみやすさを感じる「MFCストア中目黒」
ショップは、東急東横線・日比谷線の中目黒駅から東山方面へ山手通り沿いを進み、野沢通りにぶつかる手前の区画に存在している。鮮やかなネオンが目印だ。同じ通り沿いにはEXILE、三代目J SOUL BROTHERSなどが所属する芸能事務所、株式会社LDH JAPAN(エルディーエイチ ジャパン)の本社と、LDHが運営するアパレルショップや飲食店なども点在し、下町の香りも残しながら、裏原宿カルチャーの香りも漂い、ストリートの雰囲気を色濃く纏うエリアでもある。
そんなエリアにある「MFCストア中目黒」は、1階と2階の2フロアで構成されている。エントランスには、親しみのあるスーパーマンのオブジェや、テディベアなどが飾られており、等身大のストリート×親しみやすさの演出が秀逸で、何だか大阪っぽいノリを感じてしまう。このショップの立ち上げを行ったデザイナー・ストア ディレクターのBBさんが大阪出身であるからかもしれない。
店内に入ると、両端にアパレル&シューズ、正面にはアートワークを施されたテディベアが。こちらはNEW YORKのグラフィティ・レジェンドSTASHによるアートワークを落とし込んだ、LFYT × STASHコラボレーションモデルのBE@RBRICK 1000% フィギュア。お値段は、税込63,800円也。
店内では主にインポートもの、アーカイブ、セレクトアイテム、スニーカーの4つのセクションで構成されている。1階はスニーカーは控えめで、国内外のセレクトアイテムやオリジナルのアパレルが多い。アメリカ西海岸のような、明るいデザインの服が多いのが印象的だ。
正面にあるテディベアの手前には、負けずにプリントが施された”Clarks” のWallabeeたちが勢揃い。北欧の冬を思わせるデザインは、尖ったデザインの服を着るときの絶妙な”外し”となる。
2階に上がってみよう。ここは1階の店内から直接行くことは出来ないので、一度外に出て、エレベーターか階段を使って上がる。もともとは、ここが最初にオープンした1号店だという。こちらはブルーのネオンがお出迎え。
店内は、このような感じ。2階はスニーカーがメインとなっており、1階とはまた違った趣がある。海外やコレクターなどから仕入れたレアスニーカー、オリジナルアイテムなどを展開。”VANS”、”NIKE”の品揃えが厚め。正面のシューズラックの背景は鏡張りで、手をふれずとも様々な角度から見ることができる。
1階と比較すると、雑貨などがない分、シンプルでわかりやすい印象。スニーカーがカラフルでインパクトあるデザインが多い分、アパレルのほうはシンプルだ。1階と2階で、遊び心と、シンプルで真面目、まっすぐなアイテムが揃う。
スニーカーコーデと、ちょっとハズシの効いたコーデと、気分によって1階か2階か迷ってみるのも面白い。
コロナ禍でインポートものの割合が少なくなった分、国内で知られていないアーティストの服の取り扱いが増えたそう。ここにしかない出会いがあるかもしれない。
中目黒へ行ったら、ぜひ立ち寄ってみていただきたい!
ショップ情報
MFC STORE NAKAMEGURO
住所:東京都目黒区東山1-3-3 アルス中目黒 102,201
電話:03-6452-4944
営業時間:12:00-20:00