"ラッドシューズ（The Ruttshoes &Co.）"とは、2018年、東京・浅草にてスタートした革靴ブランド。独自の視点で創出したデザインと、熟練した浅草の靴職人の技術を融合させた本格派のブランドで、グッドイヤーウェルト製法（Goodyear Welt）とハンドソーンウェルテッド製法九分仕立て（Handsewn Welted） の靴を展開している。また、伝統的な製法を用いたドレスシューズのデザインにワークやミリタリーのディティールを落とし込んで再構築したデザインはカジュアル、トラッドなど様々なスタイルにバランス良く馴染む革靴に仕上がっている。今回は、そんな同ブランドのアトリエ兼ショップ「The Ruttshoes＆Co.」についてご紹介する。

ショップは、言問通りと馬道通りが交差する、花川戸に存在している。こちらは靴の工房が軒を連ねる靴屋街である。平日ともなると地元の方が行き交うのみで、とても静かなところだ。本当にあるのかな？と探して、見つけたときの喜び。

店内には靴が並び、温かみのある照明に照らされてやさしく光っている。店内の什器は1890年代のイギリスの教会で使用していたアンティークのテーブルや、建築現場で足場として使用していた古材をリメイクした棚板テーブルを使用するなど、時代やテイストをミックスしながら、固定観念にとらわれず独自の視点で再構築し、日本独特の新たな価値のある靴を創り出す、というブランドの想いが表現されている。ブランド名でもある “ RUTT ” という言葉には“ Ruts ” = “ 轍（わだち）”という意味があり、“ & Co. ”には “ 共に ”という意味がある。お客様がこれから歩んでいく様々な人生のシーンの中で、この靴と一緒に同じ記憶を刻んでいただけたら幸せ、という気持ちを込めて名付けられている。

古くから靴の街として栄えてきた東京・浅草には、多くのシューズメーカーや資材屋さん、靴職人が集っている。同ブランドのディレクター・川村 健氏はこの浅草で靴作りに携わる中で多くの資材屋さん、靴職人と関わってきたことから、同ブランドを立ち上げる時、この街に強いこだわりを持って今まで出会って “ 靴 ”というものを教えてくれた浅草の人たち と一緒に喜びを分かち合える靴作りをしたいという想いで、この浅草の地を選んだという。

同ブランドの靴は、そんな今まで共に取り組んできた浅草靴職人によるハンドソーン・ウェルテッド製法に、オリジナル木型no,168Mのシルエットを最大限に活かすため、最良の甲革をセレクトして創り上げられている。靴の骨格である木型と、靴を製作する上で最も重要なこの木型を忠実に靴に反映させるためには、製法・デザイン・甲革の3つの要素が不可欠だ。この取組みは“ TIMEsHAND（タイムズハンド） ”と呼ばれている。

また、アメリカ・ホーウィン社のシェルコードバンから、お客様自ら1枚の革を選び、その革を使用して製靴する という、“ 𝗧𝗵𝗲 𝗙𝗜𝗩𝗘 𝗖𝗢𝗨𝗡𝗧 ”と呼ばれる毎月𝟱足限定の取組みも行っている。

そんな同ショップの評判は、”フィッティングサンプルもゆっくりさせてもらえる”、”コードバンが有名ですが、カーフも隠れた名作だと思う”、"店主のお人柄が最高に心地良いです"、"今後もっと盛り上がって欲しいブランドです"など。説明も丁寧で分かりやすく、オーダーの取り組みも面白いと評判だ。予約はメールもしくは公式LINEアカウントから受け付けている。

他の人とはちょっと違う上質な靴を求めている方にお勧めな「ラッドシューズ」。
興味のある方は、ご予約の上、ぜひ伺ってみていただきたい！

The Ruttshoes &Co.（ラッドシューズ）
住所：〒111-0033 東京都台東区花川戸2-8-12 安田ビル101
※営業日・営業時間が月によって異なるため、HPを参照の上、LINE公式アカウントよりご予約をお願いいたします。
※1回につき1組のご案内となります。
※ご予約は 𝗶𝗻𝗳𝗼@𝗿𝘂𝘁𝘁-𝘀𝗵𝗼𝗲𝘀.𝗰𝗼𝗺 もしくは、公式【𝗟𝗜𝗡𝗘】アカウントから承っております。