1975年、イタリアでスタートしたファクトリーブランド“エネス(ENESS)”。設立当時は“UMBERTO BIANCHI”、“WANDA BRAVI”、“GUCCI”などの有名ブランドのインソール、アウトソール、ウッドソール、プラスティックコーティングソールなどを手掛けるファクトリーだった。創業地は大手ブランドのシューズ生産を手がける小さな家族経営工場が多い地域でもあり、創業以降、それら同地域の小規模工場との差別化を図るため、創業者の“ルシアーノ(Luciano)”と彼の弟“マウロ(Mauro)”は、大量生産の依頼は断り、少量生産を請け負いながらソールの成型、磨き、スタッズなどの装飾使いの腕を養う選択をしてきた。それが功を奏し、技術力の向上や仕上げの正確さに加えトレンドを意識したセンスが次第に評価されるようになり現在のシューズブランドとしての地位を築き上げた。

洗練されたデザインでありながら、快適な履き心地を叶える、エレガントでスポーティーな女性に向けられたイタリア発のシューズブランド“エネス(ENESS)”。最新のトレンドを取り入れながらも、ハンドメイドから生み出される揺るぎない品質のサンダルは、本物志向のイタリア女性から熱い支持を受け続けている。国内ではミニマルなボディと厚みのあるソールが特徴のサイドゴアブーツや、ナチュラルな素材にこだわった大人のリゾートスタイルのサボやサンダルが特に注目を集めている。創業当初から変わらないハンドクラフトを守り続け、ディテールまでこだわったモノを作り続けている同ブランドから今後も目を離せなそうだ。国内では一部のセレクトショップのみで購入が可能。価格帯は1～2万円台だ。