#ヴィヴラム社 (Vibram)ー ブランド図鑑 vol.483

1937年、イタリアの登山家であった“ビターレ ブラマーニ”氏がスタートしたソールブランド“ヴィヴラム社(Vibram)”。今回は、登山の限りなく厳しい環境でも滑りにくいグリップ力を発揮する機能性や、製造のこだわりを持ち続ける同ブランドについてご紹介する。

出典元:photo by vibram

1937年、イタリアの登山家であった“ビターレ ブラマーニ”氏がスタートしたソールブランド“ヴィヴラム社(Vibram)”。今回は、登山の限りなく厳しい環境でも滑りにくいグリップ力を発揮する機能性や、製造のこだわりを持ち続ける同ブランドについてご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

1937年、イタリアの登山家であった“ビターレ ブラマーニ”氏がスタートしたソールブランド“ヴィヴラム社(Vibram)”。ブランド誕生のきっかけは、ブラマーニ氏が1935年にイタリアアルプスの遠征に出かけた際に、6人の仲間を登山事故で亡くしたこと。こうした悲しい出来事を少しでもなくしたいという願いから、ゴム製ソールの開発をスタート。そして1937年に誕生したのが、“ヴィブラム社”初の靴底「タンクソール」だ。このソールはすぐさま登山家たちの間で話題となる。さらに大きく発展したきっかけとしては、1954年に「ヴィブラムソール」を着用したイタリアの登山家チームが、当時世界で最も登頂が困難と言われていたK2(カラコルム山脈にある山で、標高は8611 m。エベレストに次ぐ世界第2位の高さを誇る)の征服を果たした。この快挙が大きな引き金となり、今まで以上の発展を遂げていくこととなる。85年経った現在でも「ヴィヴラムソール」は様々なブランドから外注されるほど信頼の高いソールブランドとして君臨している。

“ヴィヴラム社(Vibram)”について

優れた耐久性とグリップ力を誇るソールを展開する老舗ブランド“ヴィヴラム社(Vibram)”。“ヴィブラム社”の技術は日々進化し、多様な市場に進出し、その製品の機能性、耐久性、高度な性能、安全性で、登山だけではなくワークブーツやスニーカーソールにも使用されている。「ヴィヴラムソール」を外注するシューズブランドは数知れず、代表的なブランドは“レッドウィングス”や“ザ・ノース・フェイス”“ダナー”などが挙げられる。国を超えて多くのブランドから外注される同ブランドは、この先もあらゆる用途とニーズに合った製品を提供し続けてくれるだろう。

photo by vibram

出典:https//www.instagram.com

公式サイト

この記事を読んだ人におすすめの記事

    合わせて読みたい