鮮烈なカラーリングや洗練されたフォルムが人気のシューズブランド"パトリック(PATRICK)"
1892年、西フランスのプゾージュという村で、靴職人・パトリック ベネトーと息子たちによってスタートしたシューズブランド "パトリック(PATRICK)"。息子、そして孫たちへと受け継がれた「一足一足に情熱を込める」というポリシーのもとで靴づくりを続け、1930年にはサッカースパイクを中心としたスポーツシューズで高い評価を受ける。
同ブランドが展開するカラフルなスポーツシューズはファッションに敏感なパリの人々から注目を集め、1978年には日本に初上陸。当時機能性だけが注目されていたスニーカーの中で、同ブランドの持つ鮮烈なカラーリングや洗練されたフォルムが、流行に流されないファッショニスタから密かに注目を集めることとなった。当時のコピーである“足元のメイクアップ” を現在も忠実に受け継ぎ、流行に左右されることのない、洗練された大人のファッションを表現するブランドを目指している。今回は、そんな同ブランドの直営店として2016年4月にオープンした「PATRICK LABO KICHIJOJI(パトリック ラボ吉祥寺)」についてご紹介する。
都内で2号目となる直営店「PATRICK LABO KICHIJOJI(パトリック ラボ吉祥寺)」
全国に8か所ある直営店の1つで、都内では2号目となる直営店「パトリック ラボ 吉祥寺」。ショップは吉祥寺駅北口徒歩5分、東急百貨店の裏手にある、お洒落で小さなアパレルショップが点在する大正通り沿いにある。
小さなかわいいドアを押して中に入ると、さすが直営店。日本人好みのシックな色合いから色とりどりのシューズまでが、ずらりとお出迎え。味のあるデザインのホワイト・ブラックカラー、落ち着いた赤や青。そして上品で絶妙な差し色が”ヨーロッパ”を感じさせてくれる1足も。
ほどよい広さの店内は、左右のシューズラックに中央のディスプレイラック、手前と奥に試着用の椅子が設置してあり、落ち着いた雰囲気。フランス国旗カラーのお洒落なシューズボックスがディスプレイされており、お店のインパクトになっている。
いくつか気になったシューズを試着してみる。自分のサイズを告げると、同ブランドのシューズはやや細身なので、1-2サイズ上がおすすめとのこと。アドバイスに従い、普段より1サイズ上と2サイズ上を試着してみると、なるほどぴったり。吸い付くような履き心地だ。
試着したのは、ツイード生地のネイビー「CALIFORNIE-TW_NV(カリフォルニー)」と、1970年代のジョギングシューズを忠実にリメイクした「STADIUM_LTNING(スタジアム)」。前者はカラフルなツイード素材を使用し煌びやかな1足、後者はシューズの後方に鋭く刻まれたゴールドの「2本ライン」と細かな菌の縫い糸で縁取られたラインが美しい1足だ。「カリフォルニー」は、白い部分が思ったより目立つことを伝えると、シューレースをアッパー生地にも使われているシルバーカラーに変えて提案をしてくれた。こちらが言わずとも感じていることを察し、どこまでも顧客目線で寄り添った提案をしてくれる店員さん。
”パトリック”のシューズは、足元にあるだけでパッと華やぎを添えてくれるので、1足あるとコーディネートのポイントになってくれる。ネット購入も可能だが、華やかだと思って試着すると意外と落ち着いてしっくり来たり、控えめなデザインだと思っても、意外と目立つポイントがあったり、新しい魅力が発見できるデザインが多い。サイズ感も試着後に購入したほうが納得感があるので、購入前には一度試着することをお勧めしたい。
細身で上品なデザインは、少し派手なくらいがちょうどいい。
そして履く人の雰囲気やシーンを考えて提案をしてくれる店員さんがいるので、とても居心地が良い。吉祥寺を訪れたら、ぜひ訪れてみていただきたい!
ショップ情報
PATRICK LABO KICHIJOJI(パトリック ラボ吉祥寺)
住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-15-1 FUJIKAWA BLDG 1F
電話:0422-27-6937
営業時間:平日 11:30~20:00、休日 11:00~19:00(毎週水曜定休、ただし定休日が祝日の場合は営業)
公式サイト
パトリック(PATRICK)は、1892年にフランスで創業した老舗シューズブランド。「誰もが履いていて楽しくなるような心地よい靴作り」を理念に、シューズ後方の2本のラインとビビッドな色使いが特徴。流行に左右されることなく、洗練された大人のファッションを表現するシューズブランドとして、現在も、日本上陸当時のキャッチコピー「足元のメークアップ」を受け継いでいる。直営店の「パトリックラボ」を国内9店舗運営している
出典:https://patrick.jp/