1982年、アメリカ・テキサス州ダラスでスタートしたスニーカーブランド“オートリ―(AUTRY)”。「オフィシャルにアメリカ国旗を持つ靴」として、数多くのデザインと技術革新により北米市場で知名度を上げてきた。1990年代以降は長らく休眠状態にあったが、“GUCCI”や“CELINE”、“BOTTEGA VENETA”などでCEOを歴任した経歴をもつ“パトリツィオ・ディ・マルコ”氏がチェアマンとなり、 様々なラグジュアリーブランド出身のスタッフが集結して2019年にヨーロッパで再始動を果たす。2020SSコレクションとしてリニューアルされたモデル『メダリスト』を発表し、現在はイタリア、フランスをはじめとするヨーロッパ各国、北米の主要な百貨店、感度の高い数多くのセレクトショップで取り扱われるようになり、再復活を遂げた初年度から僅か3年間で、世界各国の市場で飛躍的に売り上げを伸ばしている。2022年春夏シーズンには日本上陸を果たし、次なるステージへと向かう新生ブランドだ。

ハンドメイド仕上げで本物のヴィンテージテイストを感じさせるスニーカーを展開するブランド“オートリ―(AUTRY)”。クラシックなデザインにモダンなプロポーションと上質なディテールを組み合わせたアイコンモデル「メダリスト」を主軸に置き、5つのモデルをベースとして素材や色、加工をアレンジするほか、アパレルやグッズなど、200以上のSKU(ストックキーピングユニット)を販売している。売上の一部をニューヨークの自由の女神像の修復費として寄付している。ブランドのロゴに正式なアメリカ国旗(星条旗)の星や縞の数を入れることをオフィシャルに認可されている数少ないブランドの1つである。今シーズンは、つま先とヒール部分をスエードでアレンジしたモデルや、ピンクとホワイトのバイカラータイプ、ビンテージ加工を施したモデル、ミッドカットと豊富なバリエーションをラインナップしている。国内では公式オンラインストア(トヨダトレーディング)のほか、取り扱いのあるセレクトショップなどで購入が可能。価格帯は2～3万円台だ。