#メゾンマルジェラ東京 ショップ紹介ー#363

1988年、フランスでスタートしたファッションブランド ”メゾンマルジェラ(Maison Margiela)”。今回は、そんな同ブランドが2000年9月に東京・恵比寿にオープンしたブランド初のフラッグシップショップ「メゾンマルジェラ東京」についてご紹介する。

出典元:photo by m.c.o25

1988年、フランスでスタートしたファッションブランド ”メゾンマルジェラ(Maison Margiela)”。今回は、そんな同ブランドが2000年9月に東京・恵比寿にオープンしたブランド初のフラッグシップショップ「メゾンマルジェラ東京」についてご紹介する。

目次

既成概念にとらわれない、不服従のアイデアに基づいて設立されたファッションブランド”メゾンマルジェラ(Maison Margiela)”

1988年、フランスでスタートした、既成概念にとらわれない、不服従のアイデアに基づいたファッションブランド ”メゾンマルジェラ(Maison Margiela)”。彼のスタイルは衣服の構造を一度解体してから再構築する「脱構築」「デストロイ・コレクション」とも呼ばれ、ミリタリーウェアや古着をリメイクしたり、逆に新しいものにあえて色褪せやほつれといった加工を施して古着風にしたりする「ポペリズム(貧困者風)」というコンセプトを生み出し、これが90年代のグランジファッションの流行に繋がったとも言われている。

Collection SS22 photo by maisonmargiela

出典:https//www.instagram.com

2014年からは英国出身のクチュリエであるジョン・ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターに就任し、視覚的言語を通してメゾン マルジェラの文脈を拡張し、新たな技術的ボキャブラリーを創造しながら、ラグジュアリーの世界において独自の確固たる地位を築いている。今回は、そんな同ブランドが2000年9月に東京・恵比寿にオープンした「メゾンマルジェラ東京」についてご紹介する。

メゾンマルジェラ東京 photo by shoeslover_55

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ブランド初のフラッグシップショップ「メゾンマルジェラ東京」

ショップは、恵比寿駅から西口を出て駒沢通りを進み、恵比寿南の交差点を左折してガーデンプレイスの方面へ進み、右手のピーコックを過ぎると、まるでウェアハウスのような外観のショップが。入っていいの?もしかしてオフィス?と躊躇するほどだが、入っていいんです。

メゾンマルジェラ東京 photo by shoeslover_55

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ここ「メゾンマルジェラ東京」はブランド初のフラッグシップショップであり、 店舗面積も他店と比較して大きいことから、サイズなどの在庫も豊富に取り揃えられている。店頭に出ていない商品もあるので、ショップスタッフの方に尋ねてみれば、お目にかかれる商品もあるとのこと。

メゾンマルジェラ東京 photo by zo0zoo__

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工場だった建物をリフォームして作られているそうで、店内では随所にその形跡を見ることができる。前衛的な雰囲気と、ノスタルジックな雰囲気が同居する独特の空気感は、ここから来ているのだろう。まるで学園祭のお化け屋敷に足を踏み入れるようなドキドキ感。壁に残る水道の蛇口や浴槽を残したディスプレイ。外に並ぶ数体のマネキンも廃墟を思わせるし、店内に張り巡らされた白い布も、なんだかお化け屋敷チックだ。

メゾンマルジェラ東京 photo by zo0zoo__

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店内は撮影不可とのことで、他の方の写真をお借りすることになるが、ショップというよりはショウルームのような雰囲気。店内フロアには高低差があり、洋服と小物のフロア、回廊のようになったシューズエリアが組み合わさっている。各エリアに、白衣を纏ったスタッフの方が散らばっている。

メゾンマルジェラ東京 photo by zo0zoo__

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ショップを入って左手にはシューズコーナーが展開されており、アイコンとなっている「タビ」のコレクションを始め、「レプリカ」「ダーティ」なども。同型での素材違い、同素材の型違いなど、種類も豊富だ。季節柄、ブーツ類も並んでいる。

メゾンマルジェラ東京 photo by chitorhythm

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面白いなと気になって手に取ったのは、「レプリカ」 スニーカー。麻袋のような素材で、タンにはナンバリングのロゴ、バックにはアイコニックなステッチマークが配されている。店内には同素材のタビブーツも並んでいた。70年代のオーストリアで見出されたメンズのトレーニングシューズから着想を得て制作された「レプリカ」のディテールは、シーズンのインスピレーションによって再解釈され、時代とともに進化し続けている。他にもアッパーが経年変化を楽しむことができるタンニンなめし革(ヌメ革)素材のものや、スエード素材のものも。ソールがエスパドリーユになっているモデルもあり、様々な表情を楽しむことができる。

他にも先が足袋のように2つに分かれた「タビ」スニーカー、リーボック社とのコラボモデルなど、スニーカーだけでも見ていて飽きることがない。スニーカーの価格帯は素材によって、6~10万円ほど。

「レプリカ」 スニーカー(¥64,900) photo by メゾン マルジェラ 公式ストア

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他にも、「タビ」のレースアップ・ラバーシューズには驚いた。まるでレザーのような質感で、伝統と遊び心が見事に融合したデザイン。こういうアレンジの発想がとても面白いと思う。

「タビ」 ラバー レースアップシューズ(¥86,900) photo by メゾン マルジェラ 公式ストア

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このように、少し分かりづらい場所にあり、入りづらい雰囲気があるショップであるが、休日の午前中にもどんどんお客様が入ってくる。
”マルジェラ”の魅力が満載の同ショップ、興味のある方はぜひ訪れてみていただきたい!

メゾンマルジェラ東京 photo by zo0zoo__

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ショップ情報

Maison Margiela Tokyo
住所:150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2−8−13 Kyoden Building 1F
営業時間:12:00-20:00(不定休)
電話:03-5725-2414

公式ホームページ

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