アメリカの屈強な男達の足元を守り続ける不屈のブーツブランド "ウエスコ(WESCO)"
1918年に、創立者・ジョン・ヘンリー・シューメイカーによってスタートしたアメリカ・オレゴン州のブーツブランド "ウエスコ(WESCO)"。初めは家族で1足1足手作りしたブーツをロッガーたちに売り歩き、少しづつビジネスを拡大していく。その後世界大恐慌によって一時は工場を閉鎖せざるをえなくなり、ビジネスや貯金、家さえも失ってしまいながらもブーツメイキングの道具は決して手放さず、家族親族で力を合わせブーツ作りを続けてきた。
そんな不屈の精神が、彼の孫にあたる現在の社長ロバータ・シュー・メイカーにまで脈々と受け継がれ、今でもファミリービジネスを貫き、決して大量生産にシフトすることなく品質を最優先する姿勢は、この先も変わることはないという。長い歴史で培われてきた技術や名声に甘んじることなく、常に進化をし続ける同ブランド。ロッガーやラインマン、ファイヤーファイターといったアメリカの屈強な男達の足元をこの先も守り、世界中のファンを魅了し続けている。今回は、そんな同ブランドの数少ない直営店「WESCO恵比寿店」についてご紹介する。
充実の直営店「WESCO恵比寿店」
ショップは恵比寿駅の東口から恵比寿東公園の前を通ってまっすぐ進み、ビール坂につきあたる手前の場所に位置している。小ぢんまりとしたコンパクトなスペースに棚が張り巡らされ、ぎっしりとブーツが並んでいる。
こちらは既存のブーツを購入するだけでなく、同ブランドのブーツをフルオーダーすることができる、ブーツ上級者のためのショップだ。アメリカで買うよりも少々割高にはなるが、日本独自のカスタマイズも可能だ。味のあるブーツの数々には大量生産にはない武骨な魅力がある。
ブーツの他にも、シューレースやメンテナンスグッズのほか、Tシャツや革小物もあり、どれも魅力的。特にシューレースは、装いに合わせて変えるとガラリと雰囲気を変えられる優れモノ。複数購入するのも良い。
こちらは新色レザーレース「Deep Blue(ディープ・ブルー)」。表革が濃く、裏革と裁断面が明るいトーンで、まさに「海」の浅瀬から深海への変化を表すようなカラーリングが魅力的だ。
こちらは"WESCO×DEHEN ポケットTシャツ"。1920年から、"アメリカの本当の日常"をMade in USAにこだわって生産し続けている "ディーエン(DEHEN)"にオーダーして作っているもの。税込9,680円、アメリカサイズなので試着すると安心だ。
もちろんメンテナンスグッズも揃っている。こちらは1976年から製造、販売を続けている"BLACK ROCK"の"LEATHER 'N' RICH"。サドルソープやミンクオイル、コンディショナーなどに代わるレザーメンテナンス製品として長年愛用され続けているものだ。財布やベルトなど様々な革製品に使用可能で、ペーストを指もしくはウエスなどに少し取って薄く塗り広げ、少し放置したのち、仕上げにブラッシングを行うだけ。簡単にメンテナンスができる点も人気の秘訣だ。
魅力的な1足との出会いが期待できる、「WESCO恵比寿店」。
19:00 までやっているので、恵比寿で軽く1杯飲む前に立ち寄ることもできる。
恵比寿へ行った際には、ぜひ立ち寄ってみていただきたい!
ショップ情報
WESCO恵比寿
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-16-20-101
電話:03-5449-3218
営業時間:12:00~19:00 (定休日:水曜)
※火曜日もお休みさせて頂く場合があります。