「世界一快適なシューズ」と評される、サステナブルなシューズブランド"オールバーズ(Allbirds)"
2016年、アメリカ・サンフランシスコでスタートしたシューズブランド "オールバーズ(Allbirds)"。ニュージーランドの元プロサッカー選手 ティム・ブラウンと、バイオテクノロジーの専門家であるジョーイ・ズウィリンガーによってスタートしたこのブランドは、時代に先駆けてメリノウール、ユーカリ繊維、サトウキビなど、サステナブルな天然素材を用いたシューズやアパレルを製造。環境にやさしいだけではなく、その履き心地はTIME誌で「世界一快適なシューズ」と評され、まるで雲上を歩いているような軽量感と通気性、そしてクッション性と柔軟性を兼ね備えている。そして、どの年代の方にもマッチするミニマルなデザイン。これが20代~40代を中心とした、環境問題や社会情勢などに関心の高い人々に支持され、日本にも2020年に原宿へ初上陸。今回ご紹介するのは、国内2号店として2021年6月にオープンした「オールバーズ丸の内」だ。
丸の内から、地球の未来を考える。「オールバーズ丸の内」
ショップはビジネスの中心地である丸の内仲通り沿い、"ジョン・ロブ" や "ティファニー"、"ロイヤル・コペンハーゲン" などの高級ブランドが軒を連ねるその一角に位置している。お客様から、「(日本第1号店の)原宿は行きづらい、買い物は丸の内・銀座・有楽町が多いという声が大きかった」という。欧米では、20代から30代のミレニアル世代からの支持を得てビジネスを拡大した同ブランドだが、日本の客層の中心は「欧米での躍進」を知っていた、感度の高い40代から50代だったこと。また、「よりサステナビリティを加速させていくために、これからはビジネスや政治のディシジョン・メイカー(意思決定層)に届けていかなくてはならない」というマーケティング戦略も、この地に2号店をオープンする理由となった。ストーリーとして非常に分かりやすく、面白い。
そんな背景も含めて楽しむことができるこちらのショップだが、内装はブランドコンセプトが余すことなく体現された、ミニマルで明るい、いかにもサンフランシスコの自由な風を感じるもの。勢いのあるシリコンバレーにある企業のオフィスのような雰囲気すら感じる。
店内には、シューズをはじめ、ソックスや昨年7月に登場したアンダーウェア「トリノ ウンディーズ(Trino Undies)」をはじめとしたアパレルがフルラインナップで展開されている。商品にはすべてカーボンフットプリント(CO2e・温室効果ガス)の排出量を公開しているほか、店内では再生エネルギーの電力を使用するなど、環境への取り組みが強くアピールされている。店内には、2021年に開始された、使えば使うほど鮮やかな藍色へと磨かれる、永く大切にできる藍染めのスニーカーも。ショップでは、汚れてしまったオールバーズのスニーカーを藍染めで生まれ変わらせるワークショップなども開かれており、購入後も永く履けるようなSDGsを意識した取り組みもなされている。
もちろん丸の内ショップ限定アイテムも。丸の内に立ち並ぶビルを模して作られたピンバッチと、色鮮やかないちょう並木から着想を得たシューレースが用意されている。このシューレースをシューズボックスに通すとそのまま持ち帰ることができる、ショッピングバッグいらずで、地球に優しい一工夫も心憎い。
丸の内から地球の未来を考える、そんなきっかけにもなるショップ「オールバーズ丸の内」。
キッズサイズも展開しているので、家族連れで立ち寄り、話し合うきっかけにもなりそう!
ショップ情報
Allbirds 丸の内
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階 105区
電話:0800-080-4054(カスタマーセンター)
営業時間:日〜木:11:00 〜 19:00、金〜土:11:00 〜 20:00(不定休)
アクセス:東京メトロ有楽町線・有楽町駅D1出口から徒歩2分、東京メトロ千代田線、都営三田線・日比谷駅B4出口から徒歩1分
公式ホームページ
メリノウール、ユーカリの繊維、サトウキビと言った自然素材を使い、オールバーズはサステイナブルで快適なシューズを開発しました。
出典:https://allbirds.jp/