#スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店 ショップ紹介ー#323

1978年、東京・台東区にてスタートした「ヒロカワ製靴」のオリジナルブランド"スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)"。今回は、日本の熟練職人たちの手掛ける同ブランドが2012年5月にオープンした「スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店」をご紹介する。

出典元:photo by Shoes-box

1978年、東京・台東区にてスタートした「ヒロカワ製靴」のオリジナルブランド"スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)"。今回は、日本の熟練職人たちの手掛ける同ブランドが2012年5月にオープンした「スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店」をご紹介する。

目次

日本の職人たちによるグッドイヤー製法のシューズブランド"スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)"

1978年、東京・台東区にてスタートした日本のシューズメーカー「ヒロカワ製靴」によってスタートした同社のオリジナルブランド"スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)"。ブランド名はスコットランド伝統の「スコッチグレイン」という穀物模様の革の名前に由来し、英国の伝統を継承したいという思いが込められている。現在も墨田区にある工場で、日本の熟練職人たちが、170もの工程を要する英国伝統のグッドイヤーウェルト製法の靴を一貫生産している。今回は、そんな同ブランドが2012年5月にオープンした「スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店」をご紹介する。

ブランドの魅力を、より多くの人に。「スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店」

2022年に開業10周年を迎える「東京スカイツリータウン・ソラマチ」。東京スカイツリータウン内に位置し、新しい下町のにぎわいを感じさせる、バラエティ豊かな300以上の店舗が集う商業施設である。その1階イーストヤード、ソラマチ商店街と呼ばれる活気あるエリアの11番地に、「スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店」がある。現在、同ブランドの本社がある墨田区のお膝元に位置するこのショップは、その活気から江戸の町を彷彿とさせる賑わいを見せる商店街の一角に店を構えている。

「東京スカイツリータウン・ソラマチ商店街」photo by scotchgrain_official

出典:https//www.instagram.com

意外なのは、こちらのブランドが1階の雑貨やお土産を売るショップが多く立ち並ぶ「ソラマチ商店街」の中に入っていること。これだけ高級な靴を扱うならば、上階のファッションフロアにあるのが自然かなあと思うのだが、伺ってみて、1階に出店されている理由が少しわかった気がした。

商店街の中ではちょっと気軽に入りづらそうな雰囲気を醸し出す同ショップ。入口には店員さんが礼儀正しく立たれており、高級そうな革靴がずらりと並ぶ。明らかに、このスペースだけ、顧客単価が違う。そして高級革靴ならば、じっくりと試し履きをして購入できるよう、静かでゆったりとしたスペースになっているのがお決まりなのだが、、

そう思って近づくと、ショーウィンドウにはパンダの可愛い革靴がディスプレイされている。これは上野店で販売されて話題となった「パンダシューズ (3万9900円)」!その意外性に、思わず足を止めてしまう。文字通り「客寄せパンダ」に導かれてショップの中へ足を踏み入れると、そこには様々な種類のシューズが並んでいる。

「パンダシューズ」photo by Shoes-box

出典:https//www.instagram.com

「スコッチグレイン」というブランド名にまつわる穀物模様のデザインの革や、余った革をつないでつくる、芸術的な「スパイダー(44,000円)」も。このモデルはご当地モデルも存在する名物的存在。素材を生かしきる視点から生まれた、"スコッチグレイン"のもう1つの顔を持つモデルだ。

こちらは「メイド イン 墨田区」のものづくりを高く評価され、「すみだモダン」に認証された人気モデルである。切り抜いた革を利用し、片足19片のパーツで作り上げているそう。そして、製品番号のNo.634はスカイツリーの高さから由来しているそうだ。ちなみに、モルトドレッシングでより華やかに魅せることもできるそう(別途税込5,500円)。

「スパイダー ST634”SPIDER”MBR」photo by scotchgrain_solamachi

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店内を見て回ると、靴につけられているポップのキャッチーさに、思わず引き込まれてしまう。革の質にも定評のある同ブランドだ。海外から上質な革を買い付け、独自の基準で検品や等級分けを行っており、その革を使って靴を作った後に余る革をつないで、また靴を作ったり、革小物を作ったり、サステナブルであると同時に、革への愛情も感じさせてくれる。そういった説明書きを次から次へと読んでいると、店員さんがいらっしゃって、世間話のように説明を加えてくれるのが心地よい。スコッチグレインで使用される木型は日本人の足に合うように、そして時代の変化にも合うように、考えぬかれた末に削り出されている。1978年の創業当時から使われている木型のストックは、約1万足分にも及ぶそう。

「スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店」photo by Shoes-box

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そんなお話を聞きながら、パンダにつられてショップに足を踏み入れた私はすっかりファンになってしまった。地元ならではの品揃えの広さと親しみやすいスタッフさん。敢えてファッションを目的としたエリアではなく、お土産物を求める人があふれるエリアに出店されているのも、地元ブランドとしての親しみやすさや、そこで働くスタッフさんたちのチャーミングさに触れることで、より知ってもらい、ファンを増やそうということなのだろう。

厳しくも温かく、"和気あいあい"とした下町の老舗シューズメーカー。その社内の雰囲気が伝わってくるショップ「スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店」。一度ショップに足を踏み入れれば、きっとファンになってしまうこと、請け合いです。
ソラマチへの観光ついでにも、ぜひ立ち寄ってみていただきたい!

「東京スカイツリー」photo by Shoes-box

出典:https//www.instagram.com

ショップ情報

スコッチグレイン東京スカイツリータウン・ソラマチ店
住所:〒131-0045 東京都墨田区押上1丁目1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ1F(イーストヤード1F「ソラマチ商店街」)
営業時間:10:00〜21:00 (※10/1〜当面の間)
電話:03-5809-7012 FAX:03-5809-7013

・Access・
都営浅草線、東京メトロ半蔵門線 押上駅 B3出口から徒歩約1分
押上駅前広場口「ソラマチ商店街」に入り、50m進んだ左側

<取り扱い商品>
紳士靴、婦人靴、ベルト、バッグ、革小物、ケア用品
対応サイズ
紳士靴 23.5cm~27.0cm 婦人靴 22.0cm~24.5cm(一部商品25.0cm)  キングサイズ(一部商品の展開)27.5cm~28.5cm

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