2009年、デザイナーの木内知恵子によってスタートしたファッションブランド"キワンダキワンダ(KiwandaKiwanda)"。スワヒリ語で”工房”を意味する”Kiwanda”は、「アイデアが形になる場所」という想いを込めてつけられた。手描きによって生み出されるオリジナルのプリント柄に、様々な色が響き合うマルチカラーがトレードマークである。そんなプリントを活かしたソックスやアンブレラが有名で、その世界観がそのまま表現されたインテリアやフレグランス、洋服、シューズも展開されている。

どこかに古き良き時代の懐かしさを漂わせながらも、自分のカラーをしっかりと持って生きていく現代の女性がイメージされている。今回は、そんな同ブランドが2016年にオープンした「キワンダキワンダ青山店」についてご紹介する。

青山・骨董通りの奥に、童話の物語に登場しそうなお店がある。場所は骨董通りの1本裏、青山学院幼稚園の分かれ道を住宅街側に入ったところにある。赤レンガのレトロなマンションの一室に、小さな白い入口。足元に店名が書かれた小さな看板が立てかけてある。そこだけぽっと小さな灯りがともっているような、そんな隠れ家的な、かわいいショップである。

ちょうど入れ違いに、「ファッション関係者」のような方が出てこられた。素人が入っていいものかと気後れしていると、優しい店員さんが店内に案内してくださる。検温と消毒を経てショップに足を踏み入れると、カラフルな靴下がお出迎え。ピンクの什器に、洋服やシューズ、傘、バッグなどの小物がキラキラとディスプレイされている。

お隣の部屋にはブランドのシグニチャーモチーフであるピンクの羽根とダマスクローズの青花が飾られ、新作シューズもずらりと並んでいる。フレンチロリータ×ゴシック×シノワズリ、とでも表現できるのだろうか。原宿のポップカルチャーとは一線を画しつつも、みごとに大人な、現代的な、ほどよくポップな世界観。”キワンダキワンダ”の世界感が「これでもか」とばかりに醸し出されている。

こちらは「KiKi Ribbon」。9cmのヒールと2cmのストームで7cmの高低差、安定感のあるチャンキーヒールに加えてインソールにスポンジが入ってより歩きやすくなっている。サンダルとソックスの組み合わせで、何通りもの表情を作り出すことができる。

こちらは、ふんわりとした柔らかい山羊革のフィット感が感じられる室内履きスタイルのフラットシューズ「Sisi」。サテン地のキルティングの配色がゴージャスな雰囲気を醸し出している。ブランドオリジナルの木型でシルエットにこだわり、細身のカッティングが優雅な足元を演出してくれる。

ソックスは3,000円前後なので、手持ちの靴やサンダルに上手く合わせると、何通りもの表情を楽しむことができ、おしゃれ上級者の称号を獲得することができる。

レッグウェア以外にもニットや洋服、アンブレラなどのファッションアイテムの他、カップ&ソーサー、クッションやリネン、ファブリック（布）などのインテリアも注文することができる。"キワンダ"の魅力が詰まったプリントが、様々なキャンバスに描かれ、存在感を放っている。

新しいのに、どこか懐かしい。
ブランドの世界観がギュッと詰まった「キワンダキワンダ青山店」へ、ぜひへ足を運んでいただきたい。
「行きたいけれど、なかなか足を運べない」という方は、ウェブストアも充実しているのでオススメだ。ブランドのインスタグラムなども、ぜひ参考にしたい！

KiwandaKiwanda Aoyama Store
住所：​東京都渋谷区渋谷4-2-27 Voltex青山101
電話：03-6427-4401
営業時間：10:30～19:00（火曜定休、火曜祝日の場合は翌日の水曜休み）