1933年（昭和8年）、銀座5丁目に間口2間半（25坪）の小さな靴店から始まった「ワシントン靴店」。「L‌O‌V‌E‌ ‌P‌E‌O‌P‌L‌E‌ ‌　‌L‌O‌V‌E‌ ‌S‌H‌O‌E‌S」の企業理念を掲げ、「誠実」「真面目」「努力」をモットーとして、80年以上、シューズの販売を続けている。靴は美と機能の両方を備えてなければならないという考え方から、トレンド感がありつつも、品があり、履きよいシューズを世に送り出し続けている。今回は、そんな同ブランドが西銀座デパートの1Fに展開する「GINZA WASHINGTON 西銀座」をご紹介する。

東京・銀座の西銀座デパートと言えば、あたりの出る宝くじ売り場「西銀座チャンスセンター」で有名である。この施設は東京高速道路高架下の北数寄屋ビルで営業している、地上2階、地下2階の4フロアを有する細長いショッピングセンターで、1958年（昭和33年）10月に開業以来、60年以上にわたって賑わいを見せている。その1階と地下1階にある「ワシントン靴店」は、1F 店にはトレンドを捉えた華やかなシューズや定番シューズの他、おしゃれなインポートシューズなどが並んでいる。

店頭にはサンダルやフラットシューズが並び、奥のショーケースには色とりどりのパンプスも並んでいる。このショップは有楽町駅側から銀座側へ通り抜けもできるため、通りすがりにパッと目につきやすく、記憶に残りやすい。何かあった時にここに来ようと思えるような店づくりをされていると感じる。例えば、雨の季節に活躍する明るいカラーのレインシューズやレインパンプスや、夏に大活躍しそうな"ビルケンシュトック"のサンダルなど、季節の入用品を前面に出しつつも、手ごろでスタンダードなシューズたちが奥に控えている。

コロナ禍にあってはシューズを通販で購入することも増えてきたが、やはり靴は履いてみないとわからないもので、歩くと足が痛くなったり、なぜか靴ずれしてしまったり、、。そんな不幸なミスマッチを防ぐために、やはり靴は直接お店で購入するのが良い。右と左でサイズが違う場合は中敷きで調整してくれたり、修理などのアフターフォローもしてくれる。やはり靴のプロがいるお店というのはありがたい。そして、購入後も、このように立ち寄りやすいショップで調整や修理をしてくれるのも誠実な感じがして嬉しい。

銀座インズには地下1階店もあり、こちらには大きいサイズの靴専門店となっている。価格帯は1万円を切るものから上は3万円以上するものまで、用途に合わせて様々な種類の靴が並んでいる。ショップには、常時6000点以上のシューズがあるので、大きいサイズの方には特におすすめだ。

まさに銀座の靴の駆け込み寺と呼ぶにふさわしい、「GINZA WASHINGTON 西銀座」。
開放感があり、立ち寄りやすい空間。気負わずにふらっと来店して、思いがけず嬉しい買い物体験ができるお店である。

GINZA WASHINGTON 西銀座1F店
住所：104-0061　東京都中央区銀座4-1先 NISHIGINZA 1F
電話：03-3566-4056
営業時間：11:00-21:00（月～土）　／　11:00-20:00（日、祝）