グローバルスポーツブランドとして長い歴史を持ち、世界中から愛されている"アディダス（adidas）"。1948年にスタートして以来、「スタンスミス」「スーパースター」など数々の名作を世に送り出し、オリンピックへのスニーカー提供を90年以上行うなど、アスリートの足元を支えるために様々な最新技術を研究している。今回は、そんな同ブランドが2020年7月にオープンした「アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK」をご紹介する。

今日では全てのスポーツ用品がそろうブランドとして日本でも高い知名度を誇る "アディダス"。今回新しくオープンした「アディダス ブランドセンター」は、話題の新スポット・東京 渋谷のミヤシタパークのSouth 1階・2階に存在する。ストリート感あふれる建物の雰囲気とぴったり合ったこのショップでは、店づくりや品ぞろえなど、店舗全体で「東京」を表現しているそう。昨秋、英国 ロンドンにオープンした店舗に引き続き「街」をテーマに取り組む店舗で、日本初の新コンセプト店となっている。

開放的なエントランスを見上げると、「和」を感じさせる暖簾のアートワークが雲のように張り巡らされている。これは日本人アーティストで一筆画家のNANDE氏(南出直之)によるオリジナルアート。ベースになっている作品は、なんと一筆書きで描かれているそう。途切れることなく繋がった一本の線は、森羅万象を描き、全体で円く地球を形作っている。この一筆書きは人と自然、社会と地球環境など、すべて影響しあってつながっていることを表現しており、東京やスポーツを象徴するモチーフ、また、アディダスのロゴ等を組み合わせることで、東京・渋谷の新しい玄関口としてふさわしいものとなっている。

店内には、スリーストライプス（３本ライン）のスポーツシューズやウェアからトレフォイルロゴのストリートファッションブランド、"アディダス オリジナルス" 商品まで、メンズ、レディス、キッズと幅広いラインナップを展開している。2フロアからなる売り場面積は1028.23平方メートルで、国内最大となるアディダス直営店だ。

2階部分の「アディダス オリジナルス」エリアに続く階段の壁面には、グラフィックデザイナーの北山雅和さんのアートウオールが。ジェンダー、ジェネレーション、ナショナリティーが結束し交じり合う という宮下公園を表現したストアコンセプト「UNITE」と、想いと、北山氏の現状を乗り越えていく希望、連帯の願いも込められている。地名や通り名の「SHIBUYA」「MEIJI ST」などをタイポグラフィー化しデザインしたほか、渋谷区公認のパブリックデータ「シブヤフォント」もコラージュされている。

店内には"アディダス"が取り組む「END PLASTIC WASTE」というメッセージの下、東京湾や日本におけるプラスチックについての問題提起がなされている日本初登場の「サステナビリティエリア」や、東京を題材にデザインされたアディダス Tシャツを一同に集約した「シティーショップ」、フットボール愛好家をインスパイアする要素が満載の「フットボールID（日本初登場）」、直営店内日本最大面積の「キッズエリア」も。

また同ショップでは、ドイツのアディダス本社のアーカイブからビジュアルインスピレーションを得た"アディダス オリジナルス" のリテールコンセプト「THE COLLECTION」を導入している。"オリジナルス"で展開するのはフットウエア（90アイテム）、アパレル（160アイテム）、アクセサリー（35アイテム）。品揃えも国内最大級だ。

ファミリーでも、カップルで訪れても楽しめる、見どころ満載の「アディダス ブランドセンター」。
街に見立てたコンセプトエリアを順々にめぐるのも楽しいストアだ。
休日にぜひお出かけいただきたい！

アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK（adidas Brand Center RAYARD MIYASHITA PARK）
住所：東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK South 1階・2階
電話：03-5774-7100
営業時間：月〜日：11:00-21:00（不定休）