1933年にスタートしたフランスのスポーツブランド”LACOSTE(ラコステ)”は、テニスプレイヤーのジャン・ルネ・ラコステ氏によって創業された。当時競技で着用していた運動に適さない伸縮性のないテニスウエアに不満を持っていた彼は、選手引退後に起業し、襟がリブニットボーダーの軽く伸縮性に優れたニットシャツを開発した。これがポロシャツの始まりである。また特徴的な緑色のワニのロゴは、ラコステ氏の現役時代の粘り強いプレイスタイルから名付けられたニックネームである。“かみついたら離さないワニ”と評され、グランドスラムを何度も突破するほどの腕前であった。そんな同ブランドはスポーツブランドとして、アパレルの他にもバッグや小物など、様々なアイテムを展開しているが、シンプルなデザインのスニーカーも人気だ。今回はそんな同ブランドが2019年3月にオープンした「LACOSTE銀座店」をご紹介する。

「LACOSTE銀座店」は、銀座3丁目、松屋通りと並木通りが交差する角を「マロニエゲート」側に曲がった場所に存在する。ブランドロゴであるワニを目印とした2階建てのショップだ。フランス生まれのプレミアムカジュアルブランドということもあり、スポーティモダンで開放的な店内。店舗のコンセプトは “ル・クラブ・ラコステ”だそうで、ブランドの創業者ルネ・ラコステが大切に守り続けてきたブランドヘリテージを表現した、テニスクラブを彷彿とさせるつくりの店舗となっている。

エントランスのすぐ右手には“フットウェアウォール”があり、スタイル別に近年人気の高いスニーカーを中心に様々なデザインを集結させている。銀座店ではランニングシューズなどの他にも、タウンユースやカジュアルなビジネススタイルにも活用できそうなデザインのシューズが多く並ぶ。

2階へ上がるとアパレルやウィメンズモデルのシューズが並んでいる。並木通りに面した明るいウィンドウを背景に、開放的なインテリアで、気負わずに買い物を楽しむことができる。

レディースモデルの靴もずらり。ブランドカラーの白と緑を基調とする空間に、テニスラケットから着想を得たデザインのオブジェや扉を配したり、ロッカールームのような試着室を備えた店舗内は、まるで本物のテニスクラブのようだ。

中でもおススメされたのが、シンプルなレザースニーカー「ESPARRE BL 1」。手触りも柔らかく、クラシックな4アイレットの外羽根デザインにスニーカー仕様のラバーユニッ15,400（税込トを搭載し、カジュアルかつ洗練されたスタイル。控えめなメタル製のワニロゴバッジがアクセントとなとなっているカラーはネイビー、ホワイト、ブラウン、ブラックの4色展開だ。これならカジュアルスタイルOKなオフィススタイルにもマッチ。価格も15,400円（税込）とお手頃だ。

他にも一部レザーをあしらったブラックのスニーカー「CARNABY EVO BL 1」も。ブラック・ホワイトのカラーリングが華やかな人気のスニーカーだ。アッパーに総レザーを用い、カフとタントップにキャンバスを添えて、お互いの素材感を引き立て合っている。ヒールにはコントラストを効かせたロゴ、メッシュのライニング、テニスシューズをイメージした靴底でこのスポーティーな仕上がりとなっている。こちらも13,200円（税込）とお手頃価格。

ポロシャツのイメージが強いが、シンプルでデザインが良く、コストパフォーマンスの良いモデルが揃う「LACOSTE銀座店」。

アパレルブランドのイメージが強い同ブランドだが、シューズショップを回って「思うようなスタイルの靴がない」と思ったら、ぜひ訪れてみてほしい。
ベーシックだが"ラコステ"らしく、洗練されたスタイルが光る素晴らしいデザインの靴が揃っている。

LACOSTE 銀座店
住所：〒104-0061　東京都中央区銀座3-2-11
電話：03-3538-5822
営業時間：11:00-20:00
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため臨時休業、または営業時間が変更になる可能性があります。