"スニーカー好きが集まる場所を提供したい"という思いから、2007年9月、日本初となるスニーカートレードショー、「KICKS LAB.」を開催したことをきっかけに、翌年10月にオープンした同名のスニーカーショップ「KICKS LAB.（キックスラボ）」。国内スニーカーシーンのメッカである原宿で、「今までの日本にはなかったスニーカーショップ」を目指し、国内外の枠に縛られず、独自目線でセレクトされた独創的なラインナップを展開している。今回は、欧米各国のスニーカーシーンとの強固なパイプを持ち、日本未発売モデルや海外エクスクルーシブモデルなどを取り扱っていることで世界中のスニーカーフリークたちの話題をさらう「キックスラボピノ原宿店」をご紹介する。

2008年10月にオープンした「キックスラボ ピノ原宿店」は、原宿・明治通りを1本入った細い通りに位置している。ちょうど原宿通りから表参道側へ抜ける細い道を進むと、圧倒的に普通のスニーカーショップでない感が満載のショップに出会う。「このお店の名前は何だろう？」という者は、その何とも言えない雰囲気に怖気づいて入れずじまいなのであるが、このコロナ禍にあっても、スニーカー好きが連れ立って入っていくお店なのである。

"知らざぁ言って聞かせやしょう"。このショップは、レアプロダクトや自社発信のコラボレーション企画で他ではなかなかお目にかかれないスニーカーに出会える場所として、多くのファンから厚い信頼を寄せられているお店なのだ。現在も不定期でスニーカートレードショーを開催するなど、多彩なベクトルからスニーカーカルチャーを牽引し続ける同ショップは、名実ともに国内最有力店舗と呼ぶに相応しい。店内外には、一見ありそうだが見たことがないようなスニーカーがずらり。しかもコラボレーションモデルのクオリティがとんでもなく高い。主要な取扱いブランドは、"NIKE（ナイキ）"、"JASON MARKK（ジェイソンマーク）"、"OAKLEY（オークリー）"などだ。

こちらは"キックスラボ"と"アディダスオリジナルス（adidas Originals）"とのコラボレーション第4弾。ベースモデルは"アディダスオリジナルス"の中でもトップクラスの人気を誇る名作スニーカー「CAMPUS」だ。スウェード素材のアッパーにダークブラウンよりもさらに濃い「マルーンブラウン」を採用し、ソール、ライナー、ヒール、"アディダスオリジナルス"のブランドシンボルでもあるスリーストライプスなどを全てブラックで統一。シューズ全体を彩る「ブラウン＆ブラック」のコントラストが上品でシックな印象を与えるとともに、90年代のストリートファッションを想起させ、高級感漂う仕上がりとなっている。

店内は木をメインに使い、天井高を生かした広い空間となっており、訪れた人が温かく温もりある空間で落ち着いて買物ができるように配慮されている。また、外装は、看板の黒の鉄筋を使ってシャープな印象に仕上げ、大きなガラス面にシューズストックを配し、外から見ても一瞬で靴屋とわかるようになっている。

同ショップではメンズ、レディース、キッズを取り扱っており、　世界中のスニーカーファンが集まる外国語対応可能なショップでもある。近隣に2店舗を構えるが、旧店であるこちら「ピノ原宿」では海外でしか手に入らないスニーカーが中心 (NIKE中心)、新店は自店別注のスニーカーなど国内アカウントの取り扱いが中心となっており、きちんと棲み分けがなされていることで、それぞれの店舗で色々なブランドを見ることができるように配慮されているのも嬉しい。

間違いなく、世界から注目される、日本が誇るスニーカーショップである。
原宿へスニーカーを買いに来たら、ぜひこちらのショップに立ち寄ってみていただきたい。

Kicks Lab. Pino Harajuku（キックスラボ ピノ原宿店）
住所：〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-28-18　ピノ原宿
電話：03-6455-4234
営業時間:
12:00～20:00 (MON-SAT)
12:00～19:30 (SUN)