もはや知らぬ人はいないであろう、というくらい世界中で有名なアメリカのスニーカーブランド"ナイキ(NIKE)"。1964年に、フィル・ナイトとビル・バウワーマンが"ナイキ"の前身であるブルーリボンスポーツ（BRS）社を設立し、日本からオニツカタイガーのランニングシューズを輸入、アメリカ国内で販売したのが始まりである。世界的に大人気となった「エアマックス」をはじめ、バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンとタイアップした「エアジョーダン」シリーズなど、有名スポーツ選手や著名なセレブリティとのコラボモデルが新作のたびに話題となっている。今回は、そんな同ブランドの日本における旗艦店「NIKE HARAJUKU」をご紹介する。

2019年7月にリニューアルオープンした「NIKE HARAJUKU」は、原宿・神宮前の交差点からほど近い、地下鉄 明治神宮駅前からほど近い場所に存在する。お向かいには、おなじみ「南国酒家 原宿本店」があり、同じ通りには「プーマストア原宿」などが入るショッピングモール「原宿クエスト」が並んでいる。ひときわ目を引く、巨大なスウッシュが目印のっ同ショップを入ると、手の消毒と熱を測るエリアがあり、さながらテーマパークのエントランスのような雰囲気。この関門をクリアすると何やらアプリを提示、店員さんに伴なわれながら、ようやくショップエリアへと消えてゆく人々。ここを通過しなければ、次なるゾーンへは進めない。

このショップはニューヨークの旗艦店「ナイキ ハウス オブ イノベーション000」で既に導入されている、公式アプリ「Nike app」と連動したシステムを国内で初めて導入している。オンラインと実店舗をシームレスに繋ぎ、顧客一人ひとりにあった商品の提案および購買体験を提供していく目的で、店内で希望の商品のバーコードをアプリ内のカメラで読み取ると、在庫状況などの詳細情報を表示したり、店頭での購入以外にオンラインの在庫の取り置きが可能になったり、店外にいる場合でも原宿店から80km以内であれば、店頭在庫を確認して48時間に限って取り置きすることもできるという。

この機能の導入によって、店舗での待ち時間削減ができ、さらに顧客一人ひとりと密にコミュニケーションを取り、ライフスタイルやトレーニングメニューにあった商品の提案に注力できる環境を整えることが可能となった。非常に、未来的。また、このほかにもパーソナライズサービスの拡充として、事前予約制のマンツーマンのスタイリングサービスも展開しているという。

1階はウィメンズフロア、2階にはメンズのライフスタイル・スポーツ向けのウェアとシューズを展開。3階にはジョーダンブランドなど、バスケットボールカテゴリーの商品や、Tシャツやシューズのカスタムサービス「NIKE BY YOU」のカウンターが並ぶ。

旗艦店だけあり、圧巻の品揃えだが、コロナ禍にあっては目的のものを素早く購入し、効率よく最短でショップを出ることもできる、このシステムは凄い。
原宿へ来たら、ぜひ一度立ち寄ってみていただきたい！

NIKE HARAJUKU
住所：東京都渋谷区神宮前1-13-12
電話：03-6218-0388
営業時間：11:00～20:00（不定休）