反骨精神の象徴、"ドクターマーチン(Dr.Martens)"
1945年、ドイツの医師・クラウス・マルテンスが、タイヤのラバー素材に空気を入れて開発した「ドクターマーチンソール」。クッション性に優れたこのソールを、使用されていない軍事用品を原材料として用い、同47年にドイツより商品化したものに目を付けたのが、イギリスで製靴業を営んでいたワークブーツの老舗的存在R.グリックス社だ。
その後いくつかの改良を加え、最初のブーツ「1460Z」が誕生。このとき、現在でも同ブランドの特徴として認知されている、丸みを帯びたアッパー、イエローのウェルトステッチ、ソールの周りに入った独特のエッジ、ユニークなソールパターンを備えた8ホールブーツを発売している。当初はワークブーツとしてのイメージが強く、最初の数年間は2ポンドで買うことのできるワーキングブーツとして、おもに労働者階級が作業用途で使用していたが、1960年代後半には反体制的な思想を持ち、意図的に髪を剃り上げるスタイルの初期のスキンヘッズが労働者階級の象徴であったブーツとジーンズを着用することで、若者たちの間に徐々にファッションアイテムとして広がっていった。1970年代には実用的なワークブーツがサブカルチャーにとって不可欠なものとなり、英国のユースカルチャーの代表、自己表現のシンボルとして成長していく。今回は、そんな反骨精神の象徴として日本でも人気の同ブランドが2020年6月にオープンした「DR.MARTENS WITH HARAJUKU店」をご紹介する。
国内最大の売場面積を誇る「ドクターマーチン ウィズ原宿店」
JR原宿駅、竹下口の正面に位置する複合施設「ウィズ原宿(WITH HARAJUKU)」は、原宿アパートメンツや原宿第一マンションズを含む複数の敷地を一体的に建替えるプロジェクトとして2017年に着工し、2020年6月に満を持して開業した住宅、飲食店、店舗などが入る新しい複合施設だ。『未来を紡ぐ“たまり場”』をコンセプトとしており、IKEAやユニクロなどの旬な店舗が入る一方で、神宮前が見渡せる高台の立地を生かしてテラスに向けた吹き抜けや彫像などがゆとりを持って配置されており、原宿らしい、ギュッと「詰まった」感じではなく、ゆとりを持った大人の空間として生まれ変わった。
そんな「ウィズ原宿」の1階にオープンしたのが、「DR.MARTENS WITH HARAJUKU店」だ。ショップは正面入り口から入り、テラスのほうへ向かっていくと、道案内をするように、看板がお出迎えしてくれる。
看板に従っていくと、すぐ左手に店舗の入り口が。テラスに面しているため採光面が多く、明るく広々とした店内は国内最大規模となるフロア面積を誇り、メンズ、ウィメンズ、キッズ、アクセサリーをフルラインナップで取り扱っている。ライブのステージセットを模した装飾を取り入れ、ロンドンにあるフラッグシップストアを再現しているとか。
新作から定番までが幅広く揃う店内。エントランスを入ってすぐ左手には、新作「1461 DESERT OASIS SUEDE 3 ホール シューズ」のカラーラインナップが勢揃い。しっかりとした毛並みで柔らかく、手触りのよいデザートオアシススエードが使用されている上に 加脂が施され、弾力性がありしっとりとした手触り。発色が美しいブラック、パープル、グリーンナイトの3色展開だ。
その隣にはシューケアグッズが並び、中央の棚にはやはり新作「COMBS TECH ジャングル 8 ホール ブーツ」などもお目見え。正面左手の壁面にはアイコンブーツが並び、キッズラインと続く。正面にはバッグやレディースラインも。
とにかく数多くの種類が並ぶ「DR.MARTENS WITH HARAJUKU店」。
気になるモデルがある人は、原宿の新スポットを訪れがてら、ショップを覗いてみてほしい!
ショップ情報
DR.MARTENS WITH HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前一丁目14番30号 1階
電話:03-6812-9994
営業時間:11:00〜20:00
DR.MARTENS 公式ホームページ&オンラインショップ
ドクターマーチン(DR. MARTENS)は音楽やカルチャーと繋がりの深い、イギリスのシューズブランド。最新のアイテムから定番商品まで、シューズ、ブーツ、サンダル、バッグなど豊富に取り揃えております。1万円(税別)以上のご購入と、初回サイズ交換は送料無料。
出典:https://jp.drmartens.com/