#サンダース (SANDERS)ー ブランド図鑑 vol.214

1873年、イギリスでスタートした老舗シューズブランド”サンダース(SANDERS)”。今回は140年以上の歴史を持ち、オールアランドグッドイヤーウェルト製法を採用しながらもコストパフォーマンスに優れ、ブーツ好きに定評のある同ブランドについてご紹介する。

出典元:photo by sanders_jp

1873年、イギリスでスタートした老舗シューズブランド”サンダース(SANDERS)”。今回は140年以上の歴史を持ち、オールアランドグッドイヤーウェルト製法を採用しながらもコストパフォーマンスに優れ、ブーツ好きに定評のある同ブランドについてご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

1873年、イギリスにてスタートしたシューズブランド”サンダース(SANDERS)”。ウィリアム・サンダースとトーマス・サンダース兄弟によって、”エドワードグリーン”や”ジョンロブ”を輩出した靴の聖地ノーサンプトンで創業された。140年以上の歴史を持ち、大手資本に頼らず、地道にファミリービジネスを続け、現在では4世代目、90人以上の職人が高品質な靴を手掛けている。同ブランドは、「ロイヤルワラント(英国王室御用達)」を授与されているだけでなく、エリザベス女王のクラウンを製品に刻印することを許されている数少ないブランドでもある。また、”ギーブス&ホークス”や”マルセルラサンス”、”A.P.C”、”ラルフローレン”など錚々たるファッションブランドへのOEM生産のほか、英国国防総省へ革靴を納入していることでも有名で、世界30ヶ国以上の国で愛されており、日本へは2006年に上陸を果たしている。

”サンダース(SANDERS)”について

熟練した職人による手作業と高度なコンピューター制御システムを効率的に使い分けながらも、伝統的なグッドイヤー・ウェルト製法にこだわり靴作りを行うブランド”サンダース(SANDERS)”。同ブランドの魅力の1つは、高品質なクオリティを比較的安価で入手できるところであり、価格帯を維持できる理由は、製造過程にある。イギリス国防総省に向けた官公品の圧倒的な物量をさばける生産ラインが整っていることで、他ブランドと遜色ないクラスの製品をコストを抑えつつ製造できるからである。また、全方位を縫い付けるオールアランドグッドイヤーウェルト製法を採用し、従来の半分程度を縫い付けるよりも耐久性に優れた仕上がりで、履きやすさも定評がある。素材はポリッシュドカーフを使用し、上質なカーフレザーの表面に樹脂を塗布し、丁寧に磨きあげることでしっとりとした光沢を放っており、雨などの湿気に強いことも特徴である。日本国内では取り扱い店舗のほか、公式サイトで購入できる。長く履けるしっかりとしたつくりの靴ながら、非常にコストパフォーマンスに優れており、価格は4万円台~だ。

「Desert Military Officer Shoe」photo by sanders_jp

出典:https//www.instagram.com

公式サイト

この記事を読んだ人におすすめの記事

    合わせて読みたい