ブランドのなりたち
2003年、フィンランド生まれのシューデザイナーであるジュリア・ランドセン氏が、ロンドンでスタートしたシューズブランド”フィンスク(FINSK)”。建築家の父と、インテリアデザイナーの母を持つ彼女は、子供の頃からの靴好きで、自らの靴を分解して独学で研究していたほど。本格的に靴を学ぶため、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートへ進学し、在学中に名誉ある”マノロ・ブラニク賞”を受け、天才作家のマノロブラニクを唸らせたという経歴を持つ。両親から受け継いだ洗練された感性から「靴のイームズ」と呼ばれるくらいユニークで知的なデザインを手がけ、今最も注目されているシューズアーティストの1人である。
”フィンスク(FINSK)”について
シューデザイナーであるランドセン氏の生誕の地であるフィンランドをリスペクトした美しく優雅で独創的なシューズを展開する”フィンスク(FINSK)”。「自然の中に現代性を見出すために、素材を組み合わせてそれぞれの特性について研究している」という同ブランドのシューズは、フィンランドを代表する産業である"家具"からインスピレーションを受けて作られたヒールと、優雅なカッティングの貼り合わせなどで構成され、履いた時の独創的なデザインを特徴としている。イスや机の脚などといったインテリアを連想付けるものがあり、ヒールは木を使ったものが多いのも特徴で、レディーガガなどのセレブにも愛され、世界中で注目を集めている。日本では公式販売がされておらず、インポートものを取り扱う通販ショップなどで入手可能となっている。価格は3~5万円ほど。