現存する最古のハワイアンサンダルブランド"アイランドスリッパ(ISLAND SLIPPER)"
"アイランドスリッパ(ISLAND SLIPPER)" は、14歳で福島からハワイに移住した日本人 本永瀧蔵(モトナガ・タキゾウ)氏と、その妻でハワイ出身のミサオさんが、1946年にホノルル市のカカアコ地区に工場を設立し、5人の従業員とともにスタートしたリゾートサンダルメーカーである。現存する最古のハワイアンサンダルブランドであり、創業以来、家族経営、地元生産を堅持し、タキゾウ氏が亡くなった後も、その物作りの精神を引き継ぎ、息子のエドワード・モトナガ氏らが事業を拡大。その後アメリカ人オーナーのジョン・カーペンター氏が継承し、メンズラインの強化を図ったところ、これが功を奏し、ハワイだけではなく、世界中で親しまれるブランドにまで成長する。
日本で生まれたタキゾウ氏が「草履」をベースに作ったサンダルが「スリッパー」と呼ばれ、ハワイに広まった"アイランドスリッパ"は、ハワイの伝統的なプリント生地や、アメリカ本土より厳選したレザーパーツを使い、円熟した腕を持つ現地の職人の手によって丁寧に生産されている。
一般的なサンダルと比較しても1足1万円前後と高価であるにもかかわらず、ローカルからの人気は高く、その履き心地のよさは、裸足で歩くよりも歩きやすいと言われるほど。日本で生まれた「草履」がハワイへ移住した日本人によって草履スタイルのサンダルとして普及し、根付いているのは、各国から多くの人が移住し、異文化が融合しながら独特の文化として広がりを見せる「ハワイ」の地ならでは。今回は、そんな同ブランドが出店している期間限定ショップ「アイランドスリッパ 青山 POP UP SHOP」をご紹介する。
8月30日までの期間限定「アイランドスリッパ 青山 POP UP SHOP」
"アイランドスリッパ"の期間限定 青山ポップアップストアは、青山・骨董通り沿いに存在する。厳つい革靴ショップが軒を連ねる中、ひときわポップな青い看板が目を引く。ショップ内には、メンズ・ウィメンズのアーカイブやレアモデルがずらりと並び、どれにしようかと目移りしてしまうほど。ビーチスタイルとしてはもちろん、シティユースまで違和感なくフィットする汎用性の高さと品の良さが魅力の「アイランドスリッパ」。場所柄、近くまで買物に出るマダムが「履きやすい」と購入していかれることも多いのだとか。
今回のポップアップでは、革を用いた上質なサンダルが多く、合わせてコーディネートが可能なTシャツやアロハシャツなども展開されている。お互いにその世界観を引き立て合っており、つい一緒に購入したくなってしまうほど。こちらのアロハシャツブランドは"Eanbe(いいあんべぇ)"という日本のブランドで、沖縄出身のデザイナー下地希一氏が2018年にスタートさせた。これまでになかったような、古き良きアメリカと日本のレトロさを感じさせるような、独特な色使いと模様が特徴的なブランドである。こちらのシャツも一見の価値ありだ。
ショップは、2020年8月31日までの期間限定だが、この機会にぜひ、そのリラックスした履き心地を堪能できる"アイランドスリッパ"のサンダルを体感してみてほしい!
ショップ情報
アイランドスリッパ 青山 POP UP SHOP(期間限定 2020.06.18-08.30)
住所:〒107-0062 東京都港区南青山5-4-29
営業時間:11:00 ~ 20:00
アイランドスリッパ 公式ホームページ&オンラインショップ
メイドインハワイのリゾートサンダルメーカーとして、1946年の創業以来、デザインから製造までのすべてをハワイで行うアイランドスリッパの公式オンラインショップ。
出典:http://islandslipper.gmt-tokyo.com/