1999年、マット・フォンタナ(Matt Fontana)を中心としたデザイナー、アーナウド（Arnaud Delecolle)・ロベルト(Rob Cristofaro)・トニー(Tony Arcabascio)・トミー(Tammy Brainard)が中心となってスタートしたデザイン集団"alife NYC(エーライフ・ニューヨーク)"。同年にはニューヨーク・マンハッタンのロウアー・イースト・サイド地区に、「alife(エーライフ)」というスニーカーのセレクトショップをオープンし、"Alife for Your Life (エーライフ　フォー ユア ライフ あなたの人生にAlifeを)"をキャッチコピーとして、これまでにヒップホップグループの「ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)」や"リーバイス"、"リーボック"、"プーマ"、"ティンバーランド"など、多くのアーティストや企業とのコラボレーションを発表し、話題を集めている。今回は、そんな同ショップが2007年12月に東京・原宿にオープンした「エーライフトーキョー（ALIFE TOKYO）」をご紹介する。

2007年にオープンし、今年13年周年を迎える「エーライフトーキョー」。直営店はアメリカ・ニューヨーク本店のほか、ロサンゼルス店、カナダバンクーバー店に加え、アジア唯一のショップとして東京原宿に店を構えている。ショップは原宿・神宮前の東郷神社とキャットストリートが交わったポイントから1本入った路地に存在している。店内は"ALIFE"の文字が印象的なディスプレイに、黒と木目を基調とした、ニューヨークのクラブを思わせるデザイン。このデザインの外観と店内は、alifeNYCのチームが何度も来日し、内装、ディスプレイともにディテールまで拘って作り上げたものだと言う。

ショップは商品販売の他、デザイン、アート、ストリートカルチャーに興味がある人に心地よい場所（スニーカーショップ）を提案すること、ストリートレベルの若きクリエイターたちのプロモーションの場所としても提供することを目的としており、定期的なイベントも開催されている。

ショップには新作はもちろん、これまでにリリースされた多くのコラボレーションモデルなどのラインナップがずらり。フランス・パリの「コレット」や「バーニーズ　ニューヨーク」などの一流セレクトショップが同ブランドのフットウェアをセレクトするなど、インディペンデントブランドながら、エッジが効きつつも、どこか洗練されたアイテムが並んでいる。

こちらは"アディダスコンソーシアム"とのコラボレーションによる「Adidas Consortium Alife Nizza Hi RF 'Artist Proof'」。"エーライフ"らしいシンプルなデザインで、"アディダス"のクラシックなハイカットスニーカー「NIZZA HI」をベースモデルに、サイドにAlife®/ショップアートミュージアムのロゴが配された1足。シュータンには左右それぞれに"アディダス"と"エーライフ"のブランドロゴがコラボレーションの証として刻まれている。

こちらはカラフルな色使いが目を引く「Alife Everybody Hi」。かかととシュータンにデボス加工されたAlifeブランド、カスタムの誇張されたつま先キャップ、スエードのディテールが施された穴あきつま先ボックスに、別のシューレースのセットを備えている。カラーはグリーン、レッド、ブラックの3色展開となっている。

場所は原宿から徒歩10分となっているが、入り組んだ路地で、迷ってしまうことも。
それでも行ってみる価値ありの、感性の詰まったショップである。

ALIFE TOKYO
住所：〒150-0001　東京都 渋谷区神宮前3-15-10原宿ハイツ1F
電話：03-5775-0200
営業時間：12:00～20:00（無休）