#パラブーツ大阪店 ショップ紹介ー#148

1908年に誕生した、フランス発のシューズブランド "パラブーツ(Paraboot)"。今回は、フレンチクラシックの代名詞として、年齢を問わない普遍的なデザインと堅牢なつくりが人気な同ブランドが2015年8月にオープンした「パラブーツ大阪店」をご紹介する。

出典元:photo by tkys0718

1908年に誕生した、フランス発のシューズブランド "パラブーツ(Paraboot)"。今回は、フレンチクラシックの代名詞として、年齢を問わない普遍的なデザインと堅牢なつくりが人気な同ブランドが2015年8月にオープンした「パラブーツ大阪店」をご紹介する。

目次

丸みのあるフォルムが特徴的。フレンチクラシックなシューズブランド "パラブーツ(Paraboot)"

1908年、アルプス山脈の麓にある小さな村、フランス東部の町 イゾーの小さな靴工房からスタートしたシューズブランド"パラブーツ(Paraboot)"。創業者のレミー・リシャール・ポンヴェールは質素な農家に生まれ、靴革裁断師を経て、パリの上流階級向けに靴を販売するようになる。そして1926年、旅行先のアメリカで、アメリカ人が履いていたラバーブーツに目をつけ、ラテックス、ヘヴェアまたはゴムと呼ばれる全く新しい素材に輝きを見出し、1927年には、ブラジルのパラ港から出荷される良質な天然ラテックスを輸入し、ラバーソールを自社生産することを開始。ラテックスを輸入するアマゾンの港「Para」と、アメリカ合衆国で発見した興味深いBootを合わせた名前 "パラブーツ(Paraboot)"。これによって、現在のブランドの技術とスタイルが生まれた。

「Paraboot」photo by paraboot_official

出典:https//www.instagram.com

アルプス山脈の麓にある工房で展開していた登山靴をルーツとした堅牢な作りが特徴で、長時間履いても疲れにくい。そして革靴でありながら重厚にならない丸みのあるフォルムと、フランスブランドらしい、ハズシのきいたデザインも人気の理由の1つである。今回は、そんな同ブランドが2015年8月にオープンした「パラブーツ大阪店」をご紹介する。

独自の別注モデルも展開する「パラブーツ大阪店」

2015年8月、国内2店舗目の直営店としてオープンした「パラブーツ大阪店」。高感度なショップが集まる南船場4丁目に位置し、心斎橋駅から徒歩4分ほどのところにある。白を基調とした店内は、これまでのウッディな内装から、近代的でクリーンな仕上がりに変更され、すっきりとモダンな印象に。工房を追ったドキュメンタリー映像を流すモニターがかけられた壁もインテリアの一部として溶け込み、ブランドのルーツや品質を体感できるようになっている。

ラインナップはメンズ、レディースコレクションを常時180種類以上揃え、シューケア用品や革小物までトータルでパラブーツ製品に触れることができる。ブランドを代表する「シャンボード(CHAMBORD)」「ミカエル(MICHAEL)」などのクラシカルなモデルはもちろん、スリッポンやスニーカーといったカジュアルラインまで、幅広く展開されている。

どれもコロンとした丸みを帯びたフォルムとボリューム感のある特徴を持ち、クラシカルだが、どこかハズシの効いたエスプリを持っているところが魅力なのである。ブランド創立から今年で112周年を迎える今でも、商品のすべてをフランスで製造しており、ラバーソールやリスレザーなどの素材の調達はもちろん、グッドイヤーウェルト製法やノルヴェイジャン製法などを用いた150を越える製造工程も当時のまま受け継がれている。

「Iberis Gloss Blanc」photo by paraboot_official

出典:https//www.instagram.com

年齢を問わない普遍的なデザインと堅牢なつくり、その履きやすさは勿論、雨でも履ける利便性など、メリットを揚げればきりがないほど。価格帯は平均5万円台と決して安くはないものの、修理して長く履けるとあれば、コストパフォーマンスは抜群に良い。

ショップでは修理やメンテナンスに迅速に対応するため、修理工房も店内に併設されている。靴選びだけでなく、購入後のお付き合いができるのも嬉しい。
大阪・南船場へ行ったら、ぜひ立ち寄りたいお店である。

ショップ情報

Paraboot大阪店
住所:大阪市中央区南船場4-6-15 東和ビル1F 1号
電話:06-6251-1125
営業時間:11:00〜20:00 (水曜定休)

パラブーツ公式ホームページ

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