#シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)ーブランド図鑑 vol.147

リーガルコーポレーションが製造・販売している日本発のシューズブランド"シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)"。今回は1982年に誕生し、「靴の美しさ・楽しさとともにアイロニカルなダンディズムを提案」するブランドとして、靴に精通したファンを多く持つ、同ブランドについてご紹介する。

出典元:photo by shetlandfox_official

リーガルコーポレーションが製造・販売している日本発のシューズブランド"シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)"。今回は1982年に誕生し、「靴の美しさ・楽しさとともにアイロニカルなダンディズムを提案」するブランドとして、靴に精通したファンを多く持つ、同ブランドについてご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

1982年から1990年代半ばに、リーガルコーポレーションが製造・販売していた日本発のシューズブランド"シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)"。それまでの既製靴にはないクオリティの高さと、英国靴を思わせる美しいデザインが一部で話題になる。当時のリーガルは、リーガルらしいアメリカンテイストが漂う「リーガルシューズ オリジナル」を基軸としており、イギリスの寡黙な雰囲気が漂う"シェットランドフォックス"というブランドは、ファッションや文化としてのアメリカントラッドの「源流」というイギリスへのオマージュとして誕生。当時、リーガルブランドを一切名乗らない潔さが靴好きたちを唸らせたが、1990年はじめにはブランドは一時休眠。背景としては、90年代前半からDCブランドが注目され始めたことにより、"シェットランドフォックス"の持つ重厚なテイストが時代と乖離し始めたこと。ファッションはいっそうカジュアル化が進み、またバブルの足音に翻弄され始めるころ、ブランドの休眠という選択を採った。その後2009年春に満を持して、成熟してきた日本の靴市場において、「ブランドに惑わされない、日本人のための日本製の靴ブランド」として再デビューを果たす。以来10年、以前のコンセプトを踏襲しながらブランドを守り、その堅実な姿勢、作り手が見える靴作りが、「見えないところに隠された日本人らしい工夫」のあるブランドとして、靴を知り尽くした本格的なファンを着実に増やし続けている。

"シェットランドフォックス(SHETLANDFOX)"について

1982年(昭和57)にデビューしたリーガルコーポレーションのブランド"シェットランドフォックス"。当時のリーガルコーポレーションの前社名である日本製靴が、世界に通じる高級自社ブランドとして、主にセレクトショップや海外のシューショップ等で販売を行っていた。一時ブランドの休眠を経て2009年に復活、「靴の美しさ・楽しさとともにアイロニカルなダンディズムを提案」するブランドとして、日本人の足形を豊富な経験から分析し、外見からではわかりにくいリーガルコーポレーションならではの仕掛けを盛り込み、フィッティングと履き心地の良さを高い次元で実現。流行にとらわれない永く履ける靴、それでいて大人の洒落を忘れずにいたい大人たちの為の靴を展開している。

「KensingtonⅡ series 011F SF」photo by shetlandfox_official

出典:https//www.instagram.com

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