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#ティンバーランド (Timberland)ーブランド図鑑 vol.145

1918年にアメリカ・ボストンでスタートしたアウトドア系のシューズブランド"ティンバーランド (Timberland)"。今回は、人々に提供する商品を通じて自然環境を保護していくことを使命とする、同ブランドについてご紹介する。

1918年にアメリカ・ボストンでスタートしたアウトドア系のシューズブランド"ティンバーランド (Timberland)"。今回は、人々に提供する商品を通じて自然環境を保護していくことを使命とする、同ブランドについてご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

1918年、後の"ティンバーランド (Timberland)"創設者となるネイサン・シュヴァルツが、「自分自身を発見し、理想を貫く強い意志を持つこと」という理念を掲げ、アメリカ・ボストンで靴屋を開業したことが、ブランドの始まりとなる。その後1952年から1955年にかけて、本格的なシューズ生産を視野に入れ、アビントン・シュー・カンパニーの株式を取得。1960年には新しい製靴技術を導入し、耐寒・耐熱・防水ブーツの生産に成功する。1973年に、それまでブランド名であった「ティンバーランド」を正式に社名に変更。その後も数社の買収を経るが、2011年6月に経営難を回避するため、大手アパレル企業「VFコーポレーション」に買収され、現在に至る。アウトドアグッズやブーツを主力商品に据えながら、世界中の独立小売業者、デパート、アウトドア専門店、ティンバーランド直営店で商品を販売している。

"ティンバーランド(Timberland)"について

人々に提供する商品を通じて自然環境を保護していくことを使命とする"ティンバーランド(Timberland)"。環境にやさしい商品を作り、地域社会でボランティア活動をしていくことで、その使命に向かって前進している。主力商品はアウトドアグッズやブーツで、1960年に靴の成型技術で非常に革新的な手法(靴底のアッパソールの外側にステッチを施し、これにラバーソールを貼り付ける)を開発したことにより防寒性・防水性が飛躍的に向上、1973年には世界初の完全防水レザーブーツを誕生させることとなった。同ブランドの靴は機能的でありながらも、そのファッション性から、ヒップホップ系ファッションやサーフガールにとって必須のアイテムとなり、特に#10061と呼ばれる、イエローがかった起毛革のブーツ(通称「イエローヌバック」)は、同社のブランドの中で最も定番なアイテムとなった。さらに商品開発だけでなく、社会的活動にも積極的に取り組んでおり、シティ・イヤー(さまざまな出自の人々、アフリカ系やアジア系などを含めて共に生きていくことを強調する「アーバン・ピース・コー」で知られる運動)の後援や、ボランティア活動の支援をしていることでも知られている。

今日の"ティンバーランド"の商品作りやビジネスのありかたは、ニューイングランドの豊かな自然や伝統の影響を大きく受けたものであり、その商品は1日中身に着けていても快適に過ごすことができる一体感と、何年も着ることができるような丈夫さを重視してデザインがされている。そのこだわりは、完全防水レザーブーツが誕生してから途切れることなく続き、「常にいいものを作り続けたい」という向上心から、常に進化・前進を続けている。

「フィールドブーツ」photo by timberland_jpn

出典:https//www.instagram.com

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