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#エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)ー ブランド図鑑vol.138

高いクオリティと、靴づくりに対する真摯な姿勢で世界的支持を誇る、イタリアの老舗シューズブランド"エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)"。今回は、ヨーロッパ各国のVIPを顧客に持ち、一切の妥協を許さず誠実な手仕事を続けることをポリシーに掲げる同ブランドをご紹介する。

高いクオリティと、靴づくりに対する真摯な姿勢で世界的支持を誇る、イタリアの老舗シューズブランド"エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)"。今回は、ヨーロッパ各国のVIPを顧客に持ち、一切の妥協を許さず誠実な手仕事を続けることをポリシーに掲げる同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

1963年に創立された"Enzo Bonafe(エンツォ ボナフェ)"。創業者のエンツォ・ボナフェ氏は、少年時代から60年以上にわたって靴づくりに携わってきた生粋の靴職人。イタリアの有名な靴メーカーである"ア・テストーニ"で靴づくりの修行と経験を積んだ後、1963年に自らの名前をブランド名に冠し、靴づくりをスタート。ブランド設立以降は徹底した“品質管理主義”を貫き、少数精鋭の職人によるハンドメイド主体の製品づくりでイタリアを代表するシューメーカーへと登り詰めた。

1986年には、イタリア共和制40周年の式典において、イタリアの文化振興に寄与した企業として称えられ、大統領から表彰を受ける栄誉を与えられた。顧客にはヨーロッパ各国のVIPが名を連ねる他、前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世からも愛用されていた。

現在は息子のマッシモ氏に現場を任せたり、娘を経営陣に迎えるなど、家族経営のブランドとして地盤を固めている。しかし、年齢が80歳を迎えようとする創業者エンツォ・ボナフェ氏は今なお1人の職人として、第一線で自身のブランドの革靴を手がけ続けており、イタリアが誇るシューズブランドとしての歩みを続けている。

"エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)"について

創業以来の徹底した品質至上主義で、革靴愛好家や名だたるVIPからも信頼を集めるブランド"エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)"。同ブランドの靴は10数名程度の小さな靴工房で作られており、その生産量は1日たったの25~30足。イタリアでは知らない者はいないほどの有名ブランドとなっても、その職人気質は失われていない。小さな工房では、”グッドイヤー・ア・マーノ製法(インソールにメスで切り込みを入れて、手でウエルトを縫い付ける、手縫いのグッドイヤーウエルト)”を中心に、あらゆる製法・高い技術を駆使した靴づくりを続けている。一切の妥協を許さず、誠実な手仕事を続けることが、"Enzo Bonafe(エンツォ ボナフェ)"のポリシーとされている。

創業から半世紀経った今も、流行に惑わされることなく高品位のドレスシューズを作り続けている。一言に「高品位」といっても、履き心地を良くするための履き口の微妙な処理や、細部の巧みなステッチワークといった細かい仕事を疎かにしない一方で、フォルムの美しさも考慮して作られている。また、これだけの品質を誇りながらコストパフォーマンスにも優れており、一流イタリア靴にしては決して高価すぎることのない価格設定も嬉しいところ。職人のこだわりが随所に光る丁寧に仕上げられたシューズは、いつの時代になっても色褪せることなく愛され続けていくだろう。

Happy new year to all our customers and friends. .(エンツォ・ボナフェ氏)

出典:https//www.instagram.com

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