「ワールドフットウェアギャラリーは"靴屋"ではありません」…という言葉から始まるWFG（ワールドフットウェアギャラリー）のホームページ。

靴は「意志の実現に欠かせないもの」「人生のパートナー」として、顧客の一生を共に歩む靴を日本に紹介するために世界中を探し歩いている同ショップ。1979年の創業以来、"トップスライダー(TOP-SIDER)"や"スペルガ(SUPERGA)"、"トリッカーズ(TRICKERS)"など、現在では相当名の知れ世界中のシューズブランドを日本に紹介してきたパイオニアである。もともとはオーナーの趣味で始めたものの、趣味の範囲内におさまりきらなくなり、会社にした、、というお話も！現在では、世界中の靴の発掘の傍ら、今や世界中からビスポークシューズの制作のために日本を訪れる人が現れるようになった、日本ブランドの発掘にも注力している。今回は、そんな同ブランドの銀座店をご紹介する。

ショップは、地下鉄銀座駅からほど近い、すずらん通り沿いに存在する。ここ銀座店は、"リアル・クオリティ"をテーマとし、35年以上の歴史と、その中で培ってきた皮革専門店のノウハウとネットワークにより、良い靴を、求めやすい値段で提供している。ラインナップはビジネスシューズ・カジュアルシューズなどで、2Fにはイタリアで靴作りの修行をした職人さんがいる修理工房「W.F.G　REPAIR　FACTORY」がある。

ショップに入ると、ずらりと靴に取り囲まれる。“世界中の良い靴をギャラリーのように展示したい”というコンセプトのもと、イタリアを中心に、スペイン･フランスなどのシューズが約300点ラインナップ。

専門店ならではのツウ好みのセレクトから、実用的で求めやすい価格の商品までを、顧客の予算や好み、ライフスタイル、用途などを聞いて提案してくれる。日本ではマイナーでも、実用的でコストパフォーマンスが良く、つくりの良い靴を提案してくれるさまは、まるで靴のソムリエのようだ。

そのラインナップは幅広く、日本ブランドの種類も豊富だ。例えば、2009年からWFGと協業し、「開発と挑戦」をスローガンに、世界に誇る「JAPAN　MADE」を発信する日本のシューズブランド "ミヤギコウギョウ(MIYAGI KOGYO)"のシューズや、WFGが神宮前店にインショップを開き、注文靴制作を後押しした "ヒロ　ヤナギマチ(HIRO YANAGIMACHI)"など、日本の優れた靴職人の仕事を国内外に紹介することにも力を入れている。

また2階の修理工房「W.F.G　REPAIR　FACTORY」では、WFGで購入した靴だけでなく、例えば靴底が革張りであったり、底の薄いソフトな靴などの場合に、ラバー半張りなども手掛けてくれる。カラーソールも対応しているため、カスタム気分でのオーダーも楽しい。

2017年からはギンザシックスへも出店を果たし、高額な靴はギンザシックスへ、求めやすい価格で実用的なものはこの銀座店で出会うことができる。

どの靴にも存在する「物語」を語り継ぎ、その人だけの1足との出会いをサポートしてくれるショップ、「ワールドフットウェアギャラリー銀座店」。
銀座を訪れたら、この"靴への想い"のこもった温かいショップに、ぜひ足を運んでみてほしい！

ワールドフットウェアギャラリー銀座店
住所　東京都中央区銀座5-6-6 すずらん通り
電話　03-3572-6811
営業時間　11:00-20:00