イタリアのシューズブランド"ブッテロ(BUTTERO)"。1964年当初は、創始者であるマウロ・サーニ(Mauro Sani)自身の名前を冠したコレクションを展開していたが、各地を旅するなかでアメリカのカウボーイのイタリアンバージョンである「ブッテリ」のスタイルに影響を受け、ウェスタンブーツや乗馬ブーツを製作したことより、1974年にブランド名を現在の"ブッテロ(BUTTERO)"に変更してスタートしたブランドだ。以来数々の名品を誕生させ、イタリア・トスカーナ地方のクラシックブーツの定番と称されるブランドに成長し、2004年9月。東京・神宮前に世界初の直営店となる「ブッテロ トーキョー」をオープンする。シューズだけでなく、バッグやアクセサリーといった、ブッテロの世界観をトータルで展開し、その後2007年、イタリア・ミラノに直営店をオープン。2008年、3店舗目となる直営店「ブッテロ オーサカ」を大阪・梅田にオープンし、より都会的なファッションを日本から世界へ発信できるブランド戦略を構築し現在に至っている。

イタリア・トスカーナ地方のクラシックブーツのシンボル"ブッテロ(BUTTERO)"。ブランドを一躍有名にしたのが70年代に販売されたブーツだ。70年代は乗馬ブーツやトラディショナルブーツなどのあらゆる種類のブーツがBUTTERO社で生産され、ビートルズが履いたようなモッズブーツや、タバコやマッチを入れる小さなポケット付きブーツなどを製作したことが人気の所以と言われている。また、ナチュラルタンニングレザーを素材として使用することで、頑丈さを特徴とし、履けば履くほどレザー特有の風合いが生まれ小さな傷も時間の経過とともに消えていくので、ずっと使えるレザーシューズに育て上げることができる。武骨で存在感抜群なブーツはもちろん、スタイリッシュなドレスシューズも展開しており、カジュアルからビジネスシーンまで幅広いシーンで大人の足元を演出してくれるのも人気の理由の1つだ。"ブッテロ(BUTTERO)"に足を運べば、きっとそんな1足と巡り合えるだろう。