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#ピーエフフライヤーズ (PF FLYERS)ーブランド図鑑 vol.72

1937年、アメリカで誕生したシューズブランド"ピーエフフライヤーズ (PF FLYERS)"。現在日本での展開はないものの、スニーカーフリークを唸らせる画期的なクッショニングシステムとコストパフォーマンスの高さが人気の同ブランドをご紹介する。

出典元:@pf_flyers

1937年、アメリカで誕生したシューズブランド"ピーエフフライヤーズ (PF FLYERS)"。現在日本での展開はないものの、スニーカーフリークを唸らせる画期的なクッショニングシステムとコストパフォーマンスの高さが人気の同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

日本では聞きなれないシューズブランド、"ピーエフフライヤーズ (PF FLYERS)"。ブランドとしての誕生は1937年で、アメリカでタイヤのメーカーを経営していたベンジャミン・フランクリン・グッドリッジ博士によって設立された。博士は1910年から約23年かけて、タイヤ製造に使っていた技術を応用した「Posture Foundation」という画期的なインソールを開発。"ピーエフフライヤーズ"というブランド名は、この頭文字であるPFに由来する。このインソールは履き心地に優れ、瞬く間に全米に知れ渡ることになる。残念ながら沸騰した人気はその後下降線を辿り、1972年にはコンバースの親会社へ売却されたが、日本の独占禁止法にあたるアンチ・トラスト法によりすぐに売却され、2000年まではブランド活動停止を余儀なくされた。その後2001年にニューバランスに売却され、ブランドは復活し、再びスニーカーの展開をスタートさせ、現在に至っている。

ピーエフフライヤーズ (PF FLYERS)

出典:https//www.instagram.com

"ピーエフフライヤーズ (PF FLYERS)"について

シンプルなデザインで人気の"ピーエフフライヤーズ (PF FLYERS)"。その機能面の大きな特徴は、やはりブランド名の由来ともなったインソール「Posture Foundation(姿勢の基盤)」である。このインソールは、内側に約7度の傾斜をつけることで、履く人の姿勢を矯正することができ、スニーカーを履いた際に偏りがちな体圧を外側に分散させることによって、長時間履いていても疲れにくくなるという仕組みになっている。デザイン面では、コンバースと非常によく似たデザインが目を引くが、そこには一時期コンバースの親会社に買収されていた際に引き継がれたもの。カラーも豊富で値段もお手頃なコストパフォーマンスの高い1足を提供している。日本では残念ながら公式の取り扱いはほとんどないが、バルカナイズド製法による品質の高さと、使いやすいシンプルなデザインで人気のあるブランドだ。

公式サイト(英語)

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