ドイツのシューズブランド"モーブス (mobus）"は、1924年ヨーロッパ陸上界の短距離選手だったフリッツ・モーブス（Fritz Möbus）によって設立された。靴職人の息子であったフリッツは、よりよいスパイクを作れないかという想いから靴工場を設立し、トップアスリートのための陸上競技用のスパイクを製作したことからブランドの歴史がスタートする。その後1936年にはベルリンオリンピックの公式シューズとしてスパイクを提供する。大戦を挟み創業者の事故死や戦後の物資不足、加えて工場が爆撃に遭うなどの苦境を乗り越え、1950年にシューズラインが復活。登山、スケート、テニス、ボクシング、サッカーシューズなど、広範囲に渡る製造は順調に成長しヨーロッパでも主要なメーカーとなった。1958年にはドイツの市場に本格的に参入し、当初の人気モデル「Breithandshuh」がバイエルン、バーデン、ビュンテンベルクの警察用公式トレーニングシューズとなる。1963年には、ドイツのサッカーリーグであるブンデスリーグが発足し、多くの選手が同ブランドのシューズを履くようになる。1982年にはドイツの市場不況の影響をうけて製造ラインを閉鎖するも、20年の歳月を経て、2003年に創設者の孫であるディーター・ヴァール（Dieter Wahl）が再開させる。2005年にはスニーカー、バッグに加え、アパレルラインの展開も開始。日本にも上陸し、本格的に世界展開を進めている。

1924年ドイツで生まれたシューズブランド"モーブス(mobus)"は、おしゃれで使いやすいデザインとクッション性に優れた履き心地で人気のブランド。ベルリンオリンピックの公式シューズや、ドイツの警官用トレーニングシューズ、ブンデスリーガの選手のスパイクとしても使用されてきた実績のあるブランドだ。主にレトロ感とスポーティーを感じさせる「バルカナイズコレクション」、ほぼすべての商品に本革を使用した「インターナショナルコレクション」、カジュアルなデザインが揃う「インターナショナルプラスコレクション」、定番モデルにはない特徴を持った「ホリデーコレクション」の4ラインが主要ライン。日本では名古屋店、京都店、神戸店の3店舗が直営店である。