ブランドのなりたち
"カスタニエール(Castaner)"は「エスパドリーユ」で有名なスペインのシューズブランド。メインアイテムのエスパドリーユはスペインとフランスの国境、バスク地方で誕生し、当初は港湾労働者や農民の作業靴だった。それをファッションアイテムに引き上げ、1927年に創業したのが同ブランドで、快適な履き心地とでリーズナブルな価格で人気を集めた。ちなみに「エスパドリーユ」の由来は、靴底に編み込んだ"エスパルト"と呼ぶイネ科の草である。イザベル・カスタニエール氏が1960年代にパリの見本市でイヴ・サンローランと出会い、世界初となるウェッジタイプのエスパドリーユを製作したのを機に、それまで「農民の靴」であったエスパドリーユをランウェイを飾るラグジュアリーなファッションアイテムへと昇華させることに成功。これを機に同ブランドは世界中に知られる存在となった。以降、さまざまなメゾンのシューズコレクションを手掛け、昨今でもシャネルやロエベ、クリスチャンルブタンなどの製作を担っている。
"カスタニエール(Castaner)"について
全てのシューズがハンドメイドで製作されている。既に様々な高級メゾンのシューズを製作していることから、「エスパドリーユ」における確固たる地位を確立したが、現在ではエスパドリーユ以外にもサンダルやブーツなども発表され、クラシカルなモデルのみならず、よりラグジュアリーでファッショナブルなモデルも展開している。現在はヨーロッパ、アジア、アメリカなど35ヵ国を超える世界各地で取り扱われており、世界中の女性やセレブからも愛されている。