#サッカニー(Saucony)ーブランド図鑑 vol.55

1898年にアメリカ ペンシルベニア州の町工場から始まったブランド、"サッカニー(Saucony)"。今回は、その高い機能性のみならず、シンプルなデザインと求めやすい価格で日本でも人気を博している同ブランドをご紹介する。

1898年にアメリカ ペンシルベニア州の町工場から始まったブランド、"サッカニー(Saucony)"。今回は、その高い機能性のみならず、シンプルなデザインと求めやすい価格で日本でも人気を博している同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのはじまり

アメリカのシューズブランド"サッカニー(Saucony)"は、1898年にアメリカ ペンシルベニア州にあるカッツタウンの町工場で誕生した。サッカニー川の畔にある2つのレンガ造りの工場で、1日に800足生産するほどの規模であった。ブランド名の由来は、このサッカニー川に由来しており、サッカニーのサイドにあるラインはそのサッカニー川の流れを表現したものだ。1910年代はスリッパなどの室内シューズを生産していたが、32年に初のスポーツシューズとなるスケートシューズを手掛ける。徐々にランニングが注目を集めるようになってきた当時、多くのランナーが革製のスパイクを履いており、現在のようなスペックを持つランニングシューズは存在しなかった。そこでサッカニーは68年にランニングシューズの生産を開始。ここからランニングシューズ開発の歴史がスタートする。81年には、高い機能性で人気となるモデル「Jazz」を発表し、ランニングシューズブランドとして評価を高める。

"サッカニー(Saucony)"について

昨今日本でも注目を集めている"サッカニー(Saucony)"。カラーバリエーションが豊富で、そのシンプルなデザインからどんなスタイルでも合わせやすく、もともと質の高いランニングシューズを作っていたために履き心地も抜群。クッション性など機能的な面においても優れた技術を持っている。さらにコストパフォーマンスも良く、ほとんどのモデルは1万円弱で入手が可能だ。アメリカ最古のアスレチックブランドでもある同ブランド。69年にアポロが人類初の月面着陸を果たした際に、乗組員たちが履いていた靴がサッカニーが作ったものであったことは有名なエピソードである。不動の人気を誇るモデルは「Jazz」。そのレトロなテイストのランニングモデルとなっているこのスニーカーは、登場から30年経過した今でも決して色あせることなく存在感を発揮している。

KINVARA9

出典:https//www.instagram.com

公式サイト

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