#Reebok(リーボック)ーブランド図鑑 vol.53

1900年、陸上競技の選手だったジョセフ・ウィリアム・フォスター(Joseph William Foster)が手掛けたスパイクからスタートしたブランド、"Reebok(リーボック)"。今回は、技術に裏付けされた独自の研究開発を行い、機能性の高いスニーカーを生み出すことで人気の高い同ブランドをご紹介する。

出典元:Instagram post by @reebok Reebok

1900年、陸上競技の選手だったジョセフ・ウィリアム・フォスター(Joseph William Foster)が手掛けたスパイクからスタートしたブランド、"Reebok(リーボック)"。今回は、技術に裏付けされた独自の研究開発を行い、機能性の高いスニーカーを生み出すことで人気の高い同ブランドをご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

イギリス発祥のスポーツブランド"Reebok(リーボック)"は、1900年にジョセフ・ウィリアム・フォスター(Joseph William Foster)が靴底に釘を打ち付けた「フォスター・デラックス・スパイク」を開発したことでリーボックの前身「J・W・フォスター」社を設立したことに始まる。もともと陸上競技の選手で、より速く走れるシューズを作り始めたことがブランドスタートのきっかけとなった。58年、社名を現在の「リーボック(Reebok)」に変更する。社名は俊敏さをイメージさせる"ガゼル"のアフリカ現地名に由来している。79年、リーボックのディストリビューターのポール・ファイヤーマン(Paul Fireman)が、リーボックのシューズを国際見本市に出展する。これが北米進出のきっかけとなる。82年、女性用エアロビクスシューズ「Freestyle」を発表し、その機能性とデザイン性からタウンユースとしても世界的なヒット商品となる。89年、バスケットシューズ「ザ・ポンプ」を発表し、その革新的なテクノロジーで90年代のスニーカーブームを牽引。2000年にはNFL(the National Football League)とパートナーシップを締結。2005年、アディダス社の傘下に。2009年、ウォーキングシューズ「イージートーン」を世界同時発売するなど、積極的な展開を続けている。

"Reebok(リーボック)"について

技術に裏付けされた独自の研究開発を行い、機能性の高いスニーカーを生み出すことで人気の高いスニーカーブランド"Reebok(リーボック)"。89年、シュータンに設置されたポンプを押すことで、アッパー内部に搭載された空気室へ空気を送り、瞬時に足とスニーカーを密着させて高次元のフィット感を生み出すアッパーフィッティングテクノロジー「PUMP SYSTEM(ポンプ・システム)」を発表、90年には航空宇宙用に開発された特殊素材を使用し、ハニカム構造(蜂の巣のような形)に形勢することで、軽量化とショック吸収性を最大限まで高めることに成功したソール・クッショニング技術「ソールシステムのHEXALITE(ヘクサライト)」、94年にはPUMPシステムを流用し、空気室をそのままアッパーの一部としてしまうことで大規模な軽量化に成功した「INSTA PUMP SYSTEM(インスタ・ポンプ・システム)」、さらに通称「エナジェア」と呼ばれるソールに設置された空気室の内部の空気が体重移動で前後に流動し、スムーズな足運びをサポートすると同時に、類い稀な反発性とクッション性を獲得したエア・ソール・テクノロジー「DMX」「3DMX」などを次々に発表。現代においてもその積極的な研究開発と豊かなアイデアによって、フィットネス・スニーカーの新機構として人気を獲得した「EASY TONE(イージー・トーン)」、反発力を推進性に変える個性的なビジュアルのソールシステム「ZIGTECH(ジグ・テック)」など、ハイテクスニーカーを次々と打ち出すブランドへと成長。2005年にアディダス(adidas)の傘下となり一層ブランド力を高めたリーボックは、再びスポーツブランドの首位を奪還する為に研究開発を行っている。

Instagram post by @reebok Reebok

出典:https//www.instagram.com

公式サイト

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