正統派の英国靴。老舗シューズブランド"Church's(チャーチ)"
イギリスの高級シューズブランド"Church's(チャーチ)"は、1873年、中世より革製品と靴産業で栄えてきたイギリスのノーサンプトンにて、トマース・チャーチとその3人の息子アルフレッド、ウィリアム、トーマス・ジュニアが小さな靴工房を開いたのがブランドの始まりだ。当時の靴は左右の区別がなく真っすぐであったが、初めて左右のある靴を製造し、ハーフサイズ展開も導入した。1965年にはエリザベス2世の訪問を受け、英国女王賞が授受され、世界的ブランドとして確固たる地位を確立。以降、正統派の"英国靴"として不動の地位を築いた。その確かな技術力によりわずか数年でハイエンドなフットウェアメーカーとして成長し、ロンドンだけでなく欧州の各都市でも知られる存在に。長時間歩いても疲れにくい「グッドイヤー・ウェルト製法」と呼ばれる複式縫いの手法を採用している「チャーチ」の靴は、約250の工程を経て生産され、耐久性と実用性を兼ね、履くほどに足に馴染む。現在は、伝統のラインを守りつつ、時代の流れに合わせたモダンでスタイリッシュなスタイルを発信し続けている。
日本初の旗艦店「Church's Omotesando」
表参道をゆっくり下り、キディランドやキャットストリートを過ぎたあたりに「Church's Omotesando」が見えてくる。建築家のロベルト・バチョッキがデザインを手掛け、周囲をオーク材で飾った大きな窓のファサードが特徴的だ。内装は床にブラックウォールナットの板材を使用し、落ち着いた雰囲気。総面積は95平方メートルで、オーク材のインテリアとミラーを交互に配置する1階ではメンズとウィメンズのコレクション、2階ではアクセサリーをラインナップ。グリーンの革張りチェアーなどを備え付けるなど、1999年にプラダグループが買収したこともあり、商品の高級感を演出。高級感ある設えとなっている。1階はレディースの靴が右半分を占めている。おすすめを伺ってみると、「Burwood(バーウッド)」のスタッズタイプを紹介してくれた。表参道という土地柄、国内外から様々な人が来店するそうだが、レディースの靴の中でも国籍関係なく人気なのが、このモデルで、ベストセラーとなっているそうだ。1階には、その他カフスセットや財布、カード入れなどの革小物がずらりと並び、ラグジュアリーな雰囲気となっている。
2階には、ドレスシューズが取り揃えられており、クラシックコレクションやオフィスコレクション、コンテンポラリーコレクションの靴が並んでいる。どれも百貨店ではお目にかかれないモデルと品揃え。中でも注目は、ここでしか見られないチャーチの最高級ライン、クラウンコレクションだ。極上の素材に凝った作りで一見の価値がある。
この表参道店では、通年パターンオーダーを受け付けてくれるそう。アップチャージは基本的にどの革を選んでも+20,000円とのこと。革も通常よりラグジュアリーな雰囲気のものでオーダーすることができる。納期は半年ほどとのことだ。
普通の靴では満足できない人にはうってつけの同店。
表参道を訪れた際には、ぜひ立ち寄りたい!
ショップ情報
住所:東京都渋谷区神宮前5-8-1
営業時間:11:00-20:00(月-木)、11:00-21:00(土日、祝日、祝前日)
電話:03-3486-1801
公式サイト(英語)
Shop Church's official site. Discover designer Goodyear welted designer shoes for men and women: oxford, derbys, boots and more, made in Northampton, England.
出典:https://www.church-footwear.com/eu/en.html