ブランドの100年を越える歴史は、1911年にイタリアのトリノでラバー製品を生産するウォルター・マーティニー（WalterMartiny）社が設立されたことに始まる。当初タイヤ等をメインに取り扱っていたが、創業当時より製造していたラバーソール・シューズに、1997年に世界遺産としても登録された“スペルガ聖堂”の名を刻印したことがブランド名の由来となり、代表モデル「2750」が誕生した。1970年代に入ると、すでに展開していたテニスシューズに加え、バスケットボール、ヨット、体操といったカテゴリーのスポーツシューズを発表。数多くのスポーツ選手の足元を支え、その名声はイタリアのみならずヨーロッパ中に知れわたることとなり、トップスポーツシューズブランドとして確固たる地位を築いた。さらに1981年の全米オープンでは、イワン・レンドルが優勝し、大きな宣伝効果を生み出した。その後ファッションアイコンとして若者たちに浸透し、2004年にはイタリア国内に最初のSUPERGAオンリーショップをオープン。現在は100カ国を超える国に営業拠点が拡大、その歩みを止めることなく数々の著名ブランドとのブランディングやセレブリティをアンバサダーとして起用するなど、グローバルブランドとして今日も成長を続けている。

ベーシックで洗練された雰囲気のデザインが、セレブリティを始めとした幅広い層から愛されてきたブランド、"スペルガ(SUPERGA)"。特にヨーロッパの人々に愛され、リゾート地でよくみかけるキャンバススニーカーを展開している。アイコンシューズともいえる「2750」は特に強い支持を集めている。現在では、スワロフスキーを始めとしたクラシックモデルとの様々なコラボレーションが注目を集めた。2012年春夏シーズンより、メアリー・ケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)とアシュレー・オルセン(Ashley Olsen)のオルセン姉妹がクリエイティブディレクターに就任している。