ブランドのなりたち
"トッズ(TOD'S)"はシューズを中心としたイタリアのファッションブランドで、靴作りが盛んなイタリアのマルケ州にて3代続くシューズメーカーにより、1979年に創業された。ブランド名は"世界中の人々が同じように発音し、記憶される名前"として考えられたもの。1920年代にシューズの製造をスタートしたデッラ・ヴァッレ(Della Valle)家が創業家である。1979年、底に133個のゴム突起を付けた1枚革のモカシンを売り出し、軽快でフィット感がある履き心地でヨーロッパを中心に人気を博した。これがブランド「トッズ」としてのスタートとなった。
"トッズ(TOD'S)"について
"トッズ(TOD'S)"はイタリアの高級ファッションブランドとして、靴、バッグをメインアイテムにウェアも含めてトータルで展開しているが、シューズの製造からスタートしたなりたちから、現在でも靴がメインである。トッズの靴の特徴は、多くの工程を経て生産されること。多いもので120の工程を要するものも。中でもソールに100以上のラバー・ペプルをはめ込んだ「ゴンミーニ」はトッズの象徴だ。品質のチェック、サンプルを実際履いてもらい、それが履き心地の良いものかなどチェックを繰り返し行うことが品質と信頼を高め、手作りの職人的な手法をキープしつつ、より効率的に生産ラインを組み立てたことがトッズグループの成功の要因の一つとなった。基本的にトッズのコレクションは正統派で、靴・バッグともに、機能性とそれを失わないレベルのモダンなデザインが特徴。アズディン アライア、ジャンフランコ フェレ、クリスチャン ラクロワ、ロメオ ジリ、カルバン クラインなどとライセンス契約を結び靴を供給していたこともあったが、現在は特別な例外を除いて、トッズのブランドに集中してデザインを展開している。