レペット(Repetto) ーブランド図鑑 vol.13

バレエシューズをはじめチュチュやレオタードなど、バレエ用品の分野で絶大な人気を誇るバレエ用品メーカー、"レペット(REPETTO)"。特に、縫い目を排除してつま先部分にごろつきを感じないバレエシューズの技術を応用したタウンシューズは、履き心地の良さとハイセンスなデザインで爆発的な人気となり、一躍有名となった。今回はそんな"レペット(Repetto)"についてご紹介する。

バレエシューズをはじめチュチュやレオタードなど、バレエ用品の分野で絶大な人気を誇るバレエ用品メーカー、"レペット(REPETTO)"。特に、縫い目を排除してつま先部分にごろつきを感じないバレエシューズの技術を応用したタウンシューズは、履き心地の良さとハイセンスなデザインで爆発的な人気となり、一躍有名となった。今回はそんな"レペット(Repetto)"についてご紹介する。

目次

ブランドのなりたち

"レペット(Repetto)"は、高名なバレエダンサー・振付師である息子、ローラン・プティの助言により、1947年にローズ・レペットによって設立された。1956年には、映画「素直な悪女」で用いる靴をブリジット・バルドーがリクエストし、カーマインレッドが美しいフラットバレリーナシューズ "サンドリオン(Cendrillon Ballerina)" が誕生する。この靴は瞬く間に大ヒットとなり、70年代に入るとファッションアイテムとして使える靴も展開するようになった。2007年にはブランド設立から60周年を迎え、60名の著名人とコラボレーションを発表する。ジャンポール・ゴルチエやヘルムト・ラング、マスターマインドなども参加し、商品の利益を世界のダンススクールに寄付した。2009年に入ると、カール・ラガーフェルドとコラボレーションしてフラットサンダルおよびプラットフォーム・ヒールをリリース。2015年にはレペット初のベビーライン「ミティック・ベベ」をスタートし、現在に至るまで幅広い年代のファンに支持されている。

Repetto has a unique know-how, for Pointe Shoes creation, transmitted by craftsmen since the 40's.

出典:https//www.instagram.com

レペット(Repetto)について

レペットの靴は、伝統的な「スティッチ&リターン」(縫ってからひっくり返す)製法で、「足に手袋をはめているような」快適な履き心地が大きな特徴だ。履き心地から、パリの国立オペラ座やマランダン・バレエビアリッツなど、沢山のバレエ団から高い信頼を得て今もなお愛され続けている。ブランドアイデンティティは「ダンス」。バレエシューズのデザインにはじまり、ミニマルでフェミニンな雰囲気を感じるプロダクトが特徴である。レペットの愛用者にはマドンナやソフィア・コッポラ、ケイト・モスやリンジー・ローハンなどファッションアイコンとして有名なセレブリティのファンも多く、ラグジュアリー・ブランドとしての地位を確立している。1999年に現在レペットのCEOになっているジャン=マルク・ゴーシェ氏に買収されて以降、「イッセイミヤケ」や「ヨウジヤマモト」など外部のデザイナーや世界各国の著名人とコラボレーションした製品を次々とプロデュース。ジャン・ポール・ゴルチエやマーク・ジェイコブス、ヘルムート・ラングやプロエンザ・スクーラーなどに加えて、川久保玲や皆川明など日本人のデザイナーともコラボレーションを行い、クラシカルな趣を残しつつ、新しい風を吹き込み続けている。

レペット公式サイト

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