保存で気をつけること・保存前のお手入れ
カジュアルなアイテムとして便利なスニーカーですが、デザインや素材によっては長期間履かない場合もあります。でもそのままシューズクローゼットに保存するのは危険です。スニーカーによっては革やスエードといった天然素材を使用しているタイプもあり、気付いたらひび割れやカビが生えていた!ということもありえます。
保存前、特に長期保存するような場合はしっかりとお手入れしてから保存をしましょう。
保存で気をつけること・加水分解
加水分解は特にウレタンゴムに発生する現象で、水分に弱いスニーカーの靴底が割れるなどのトラブルです。履かずに飾っていただけなのに加水分解が起きた!などの声も聞こえますが、劣化は製造された時点で始まってしまうのです。
それを防止するためには「乾燥」です。水分を吸収しやすい靴を保存するときはこの乾燥も特に気をつけなければなりません。対処法はミセスロイドなどシリカルゲルとスニーカーをジップロックに入れて密封させること。この方法で湿気からスニーカーを守り、さらに変色も防ぐことができます。
保存で気をつけること・型崩れ防止にシューキーパー
革靴などによく利用されるシューキーパーですが、これもスニーカーに有効なアイテムです。シルエットが外見からでははっきりしないスニーカーも履き続けることによって型崩れが発生します。アッパーの皺よりの防止にもつながります。
長期保存の場合だけではなく、1ヶ月以上履かない場合も常にシューキーパーを入れることをオススメします。シューキーパーはプラスチックと木製の2種類がありますが、木製なら湿気も吸収してくれます。
そして大きさですが、シューキーパーは2cm刻みでサイズが異なるためピタッと合わなければ自分の革靴よりも少し小さめを選ぶと失敗がありません。
保存で気をつけること・保存場所
次に気をつけることは保存する場所です。スニーカーの大敵が湿気ですが、湿気は上よりも下に溜まりやすい特徴があります。長期保存するならなるべく上側に収納します。
シューズクローゼットに余裕があれば上の方でOKでが、扉を閉め切っていると湿気も溜まりやすいですので、1日に10分間扉を開けて風を通してあげると良いですね。シューズクローゼットにスペースがないなら本棚など部屋の天井部分のデットスペースにしまうと良いでしょう。部屋ならシューズクローゼットよりも通気性があるのでオススメです。
長期保存にはジップロック!
まず日常的に履くスニーカーは上記で記載したようにシューズクローゼットを開閉して風通しを良くします。もし湿気が溜まりやすい収納場所なら除湿剤と一緒に保存しましょう。
長期的に保存する場合はジップロックに入れて紙箱に入れます。紙箱はスニーカーを購入した時に付属するものが一番良いですね。サイズもぴったりになります。紙箱にはキリで穴を等間隔に開けて風が通るようにアレンジするとなお良いでしょう。またシューケースやクリアケースなどの保存箱でもOKです。
紙箱に入れる場合はどんなデザインのスニーカーが入っているのか分かりやすくするために、写真を添付しておくと便利になります。
大切なスニーカーは保存も丁寧に
今回はスニーカーの保存方法をまとめてみましたが、いかがでしたか?
スニーカーの保存にはいくつか注意点があります。保存前にしっかり汚れを落とす・加水分解を予防・型崩れ防止・保存場所の4つに気をつけなければなりません。1ヶ月間の中期で履かないような場合でも対処によっては寿命を縮める原因になります。
長期の場合はシューキーパーを装着し、シリカルゲルと一緒にジップロックで密閉です。これにより経年劣化も遅らせることができます。シューズクローゼットに放置しているスニーカーがあるなら、ぜひやってみてください。