足の形はこんなに違う!
足の形には個人差がありますが、民族間でも違いもかなりあります。とても有名な種類に足の指の長さによる分類があります。
・親指が人差し指よりも長い・・・エジプト型
・親指よりも人差し指が長い・・・ギリシャ型
・同じ長さである・・・ポリネシア型
エジプト型は約6割、ギリシャ型は約3割、ポリネシア型は約1割といわれています。
日本人にはエジプト型が多い
日本人はエジプト型が多いとされています。どの足形が良い悪いということはありませんが、デメリットは指摘できます。たとえば、エジプト型は親指が長いので外反母趾になりやすいです。また、日本人は土踏まずが発達しておらず偏平足の人が多いようです。
さらに、日本人は足が短くて、足の甲も幅広だと言われています。これは、日本人の歴史にも大きくかかわっています。日本人は基本的に農耕民族ですから、しっかりと大地に足をつけて生活してきました。そのために、地面と接着しやすい足の構造になったものと思われます。
欧米人にはギリシャ型が多い
欧米人には人差し指の方が親指よりも長いギリシャ型の人が多いといわれています。たとえばアングロサクソンの人々は、元々は騎馬民族。重心は高く足も長い人々でした。日本人のように地面にしゃがみこんでの作業はありませんでしたから、そのように骨格が形作られていったと考えられます。
足の3つのタイプについては、気質の傾向もあるそうです。エジプト型は感受性が豊か、ギリシャ型はリーダータイプ、ポリネシア型は率直な人です。
足の形から遠い祖先のルーツが分かるというのも面白いものです。環境や生活スタイルによって変わるというのもうなづけます。性格診断も結構あたっているかもしれませんね。