靴は1度履いたら2日休ませる
お気に入りのパンプスは毎日履きたくなりますよね。でもそれはパンプスの寿命を縮める間違った使い方です。
人は活動中でも就寝中でも大量の汗を足にかきます。ですので1日履いた靴にはたくさんの湿気がこもります。本来は休む期間を与えれば靴に吸収された湿気もなくなりますが、毎日履くことでどんどん汗が溜まっていく一方になってしまうのです。汗を吸収しそれが飛散するまで「2日」かかると言われています。ですので1日履いたら2日休みを与えるようなローテーションを組んであげましょう。
自分の足にぴったりのパンプスやお気入りは履きつぶしてまた購入するよりも、複数を使い分けることで寿命が延び、コストも抑えられて長く愛用することができます。
エナメル質のお手入れ方法
まずはエナメル質のパンプスのお手入れ方法です。パンプスといえばエナメル質のアイテムが多いですよね。あの艶めきをキープするためには日頃のケアをしてあげましょう。
準備するもの
・柔らかい布
・エナメル用クリーナー
・消しゴム(できれば靴用)
お手入れの手順
・柔らかい布でホコリや汚れをある程度落とす
・黒い線などの汚れが取れない場合は靴用の消しゴムを使用
・エナメル用クリーナーを布にとって全体的に塗布
これだけのお手入れで、ひび割れ・ツヤの維持・防塵などの効果があります。エナメル質はひび割れしやすいのでお気に入りは履き終わった後のケアが大切です。
スエード・ヌバック製のお手入れ方法
秋冬になるとスエードやヌバック製のパンプスも登場します。汚れが目立つような素材ではありませんが、こちらも履き終わったらお手入れしてあげましょう。
準備するもの
・靴用ブラシ
・ゴム製ブラシ
・スエード専用ブラシ
・スエードスプレー
お手入れの手順
・靴用ブラシで全体的にホコリを除去します
・ゴム製のブラシで細かな汚れを吸着します
・スエードスプレーは栄養補給、防水作用効果があります。20~30cm離れて全体的に吹きかけます
・スエード専用ブラシで毛並みを整えるようにブラッシングします
革製のお手入れ方法
パンプスにも革製のアイテムはあります。革製はお手入れを怠ると皺の寄りの原因にもなるので気をつけましょう。
準備するもの
・綿布(100%綿がベスト)
・靴用ブラシ
・靴用クリーム(乳化性のもの)
・シューキーパー
お手入れの手順
・靴用ブラシで全体的なホコリを除去します。靴底までしっかりと落としましょう
・革製はヨレやすいのでできればシューキーパーを装着してシルエットを整えます
・綿布にクリームを取り、革靴に満遍なく塗布します。塊が残らないようにうすく広げてあげましょう。クリームは少量でも大丈夫なので大量には取らないようにしてください。
・クリームを塗布した後、もう一度靴用ブラシでブラッシングします。この仕上げで艶が出ます
雨に濡れた時の対処法
特に革製品に言えることですが、雨に濡れたら素早く対処する必要があります。そのまま放置することで、型崩れやひび割れの原因になるのです。
準備するもの
・新聞紙
・靴用ブラシ
・日常のお手入れで使う素材別の道具
お手入れの手順
・新聞紙で除湿
まず新聞紙を丸めてつま先に詰めます。型崩れを起こさない程度で皺が伸びるくらいに押し込んでください。吐き口から新聞紙が見えるくらいにすると乾きやすくなります。新聞紙がシューキーパーの役目を担い、ケア中の型崩れを予防します。
・靴用ブラシで汚れを除去
靴用ブラシで全体的に汚れを取ります。
・風通しの良い日陰に置く
太陽光で熱するとひび割れの原因になるので、風通しが良い場所でさらに日陰になっている部分に革靴を置いて湿気を乾かします。その時つま先を上にして立てかけるようにします。最低4日~1週間を目安に。
・乾いた後は普段のお手入れを行う
パンプスが乾いたらいつものお手入れを行います。
素材別でお手入れしてあげよう
今回はパンプスの日常のお手入れ方法をまとめてみましたが、いかがでしたか?
エナメル、スエード、ヌバック、革製などパンプスの素材はたくさんあります。ですので同じケアではなく素材ごとのケアが必要になってきます。履き終わったらそのまま仕舞わずにできるだけすぐにお手入れしてあげてください。