オイルレザーについておさらいしましょう!
通常より多くの油分が加えられて鞣される革で、光沢こそあまり出ないものの、油分の多さゆえ撥水性に富み、しかも革の厚さの割にしっとり柔らかい風合いに仕上がっているのが大きな特徴です。
雨や悪路などの厳しい条件下にも耐えうる事からアウトドアにはもちろん、素朴なナチュラスな風合いも人気でカジュアル靴としても多く使用されます。
靴にとっては過酷な環境下で使われることが多い為、3~5回程度の使用/1回のお手入れを目安に行いましょう。
汚れ落としには「液体クリーナー」
クリーム状の物もありますが、液体クリームのクリーナーの方がオイルレザーと相性が良いという声もあります。好みで選んでみましょう。痛みが酷い場合は、スプレータイプの物で、栄養を注入してから、次の工程に入るとお勧めです。ミンクオイルの入りすぎを予防できるのだとか。
使用後は表面の余分な油や汚れが落ちて光沢感が無くなり、落ち着いた雰囲気になります。古いクリームが沢山付着している時には何度か繰り返して汚れを落とします。
しっとりとした風合いをキープするには「ミンクオイル」
オイルレザーの魅力である撥水性や柔らかな風合いを最大限に引き出すには「油分」を適度に浸透・維持させることが不可欠です。
乳化性クリームの場合は水・油・ですが、ミンクオイルの主成分は圧倒的にオイル。動物の皮革起原の油なのでオイルレザーととても相性が良いのです。
毎日のお手入れでは、性質上汚れが付きやすのでブラッシングで汚れを落としましょう。
本格的なメンテナンスではクリーナーとミンクオイルを上手に使って長く、美しい風合いをキープして行きたいですね。
M.モゥブレィ ステインリムーバーを使用。
布に取り、表面をふき取ります。