ブランドの成り立ち
2007年に榎本もえ氏が創業し、2014年より妹の榎本郁栄氏が引き継いだ東京のシューズブランド"セレナテラ(Sellenatela)"。創業当時より、浅草や日暮里、草加のシューメーカーに頻繁に足を運ぶことで生産背景への知見を深め、協業関係を築いてきた。洗練されたメイドインジャパンのシューズを、というのを制作テーマとし、木型づくりからこだわっている。妹の榎本郁栄氏は、東京工芸大学でグラフィックデザインを学んだのち渡米。サンフランシスコ州立大学大学院でインダストリアルアートの修士号を取得し、2010年に帰国。滞米中から"セレナテラ(Sellenatela)"に参画し、帰国後から本格的に携わる。デザインの知識や感覚を背景に持つことを強みとし、現在では有名アーティストの衣裳制作や、ファッションブランドのシューズも手がけている。また、昨今は足型計測を行い、足の研究にも取り組み、美しくて歩きやすい靴を追求し続けている。2018年には東京・富ヶ谷に「ホール・ バイ・セレナテラ」をオープン。「価値観を共有する様々な人々が集う場所にして行きたい」という想いからブランドのアイテムを販売のほか、イベントや展示などを不定期で開催している。現在では、メーカーやタンナー、資材屋と協力し、オリジナル素材の開発にも力を入れている。
"セレナテラ(Sellenatela)"について
コンテンポラリーアートやモダニズム建築、ファニチャーデザインや自然が織りなす造形。グラフィックデザインをバックグラウンドに持つデザイナーが、日々目にする様々なものからインスピレーションを得てシューズ制作を行うブランド"セレナテラ(Sellenatela)"。同ブランドのラインは、グラフィカルで有機的なクリエイションが特徴の「コレクションライン」、普遍的な美しさを追求した「スタンダードライン」の2ラインで展開している。また、見た目の美しさだけでなく、靴としての機能性も重視し、デザイナーが信頼を置く木型職人やシューメーカーと共に試作を重ねることで、歩きやすさに定評のあるジャパンメイドのシューズづくりを実現している。ラインナップはサンダルやローファー、ブーツやフラットシューズなど幅広く展開。国内では「ホール・ バイ・セレナテラ」や各地のポップアップストア、公式オンラインストアで購入が可能。価格帯は3~8万円台だ。
公式サイト
シューズブランド Sellenatela(セレナテラ)のオフィシャルウェブサイト&オンラインショップ
出典:https://www.sellenatela.com/