1947年、ローズ・レペットによってスタートしたフランスのシューズブランド”レペット(Repetto)”。高名なダンス振付師であるローラン・プティを息子にもち、彼のアドバイスのもとパリ・オペラ座近くに小さなアトリエを構え、ダンスシューズのデザインを開始。”スティッチ&リターン”と呼ばれる製法で作られたシューズの軽やかでしなやかな履き心地は人気を呼び、世界中のダンサーから注文が来るようになった。

1956年には、女優ブリジット・バルドーがアトリエを訪れ、ローズに「ダンスシューズと同じくらい履き心地の良いタウン用バレエシューズを作ってほしい」と新しいシューズをリクエストした。それがバレリーナ・シューズの始まりだ。このバレリーナ・シューズをロジェ・ヴァディム監督の映画『素直な悪女』で着用したことによって、世界中から注目を浴び、現在では世界各地で愛されるブランドとなった。今回は、そんな同ブランドが2023年9月13日(水) ～ 2023年9月19日(火)の期間、伊勢丹新宿店で開催していたバレリーナシューズのセミオーダーシステム「アトリエレペット」についてご紹介する。

「アトリエレペット」は、2011年にパリのオペラ座本店で始まったバレリーナシューズのセミオーダーシステムだ。 日本では2012年より銀座店に常設されており、時おり期間限定で百貨店などでも開催されている。好きなレザーやシューレース、グログラン等を組み合わせて、世界で一足だけのオリジナルシューズをオーダーすることができる。

ベースデザインはバレリーナシューズからは、アイコンモデルの「Cendrillon（サンドリオン）」をはじめとするラウンドトゥのバレエシューズに加えて、今回新たに深い甲が特徴の「Lilouh（リル）」と、つま先が切り返しデザインになった「Flora（フローラ）」が加わった。また、フランスを代表する芸術家セルジュ・ゲンズブールが愛用したことでも知られるレースアップシューズ「Zizi（ジジ）」や、コンフォートなローファーシューズ「Michael（マイケル）」、ファッショナブルでフェミニンなポインテッドのバレエシューズ「Brigitte（ブリジット）」から選ぶことができる。（メンズは「ジジ」「マイケル」のみオーダー可能）

期間中、カスタムオーダー専用のブース90分の時間の中でゆったりと寛ぎながら、それらのマテリアルやヒールの高さやヴァンプ（甲とつま先を覆う部分）の長さを変更したり、自分だけの1足をデザインすることができる。オーダーされたシューズは、フランスドルドーニュ地方のアトリエにて職人達によって一つ一つ丁寧に手作りされ、約3カ月半後に手元に届く。サイズは、レディース 22.0cm～26.7cm / メンズ 24.6cm～28.8cm。価格はレディース税込 66,000円から、メンズ 税込 82,500 円からとなっている。

憧れの”レペット”のオーダーシューズ。シューズ購入とさほど変わらないお値段から作成できるのも嬉しい。
興味のある方は、この特別な機会にぜひオーダーしてみていただきたい！

アトリエレペット伊勢丹新宿店
開催期間：2023年9月13日(水) ～ 2023年9月19日(火)
住所：〒160-0022 東京都新宿区新宿３丁目１４−１本館2階 婦人靴売り場
電話：03-3352-1111（代表電話）
営業時間：月曜 – 日曜日: 10時00分～20時00分