2023年2月のミラノファッションウィークで発表された、”オニツカタイガー”の新ライン「イエローコレクション」。同ファッションウィークで発表されたアイテムを中心に、メンズとウィメンズで構成されており、ブランドのシンボルであるストライプを用いずに、アイコンレスなデザインを採用しているのが特徴だ。

2023年秋冬コレクションでは「アーバン・レイヤリング」をテーマに、機能性はありつつもスポーティすぎない上質さを兼ね揃えたアイテムをラインナップしている。ロゴはシグニチャーカラーである「タイガーイエロー」とブラックのレタリングを用いたシンプルな新デザインとなっており、従来のロゴと差別化を図っているそうだ。今回は、そんな同ブランドが8月・銀座にオープンした、「イエローコレクション」を専門に取り扱う世界初のコンセプトストアについてご紹介する。

ショップは、銀座・すずらん通り近くの晴海通り沿いに立地している。なんとも目立つことに、建物全体がタイガーイエロー！クリエイティブディレクターのアンドレア・ポンピリオ氏が店舗デザインにも携わり、銀座の街並みとの調和を意識しながら大胆な配色を施し、ひときわ目立つ印象的な外観に仕上がっている。その鮮やかさは、三越から見ても、数寄屋橋あたりから見ても、すぐに視認できるほど。

細長い店内は中央の棚で区切られており、壁面全体にミラーが設置されているおかげで広がりが感じられ、ミュージアムのようにアイテムが並ぶ。手前にシューズ、奥にアパレルだ。品数は多くないが、デザインの凝らされた商品が並んでいる。シューズはボリューミーなソールが特徴の「DENTIGRE」や「RUNGER」といったスタイリッシュなアイテムが並ぶ。

こちらは「SCLAWPUFF」。ドライビングシューズや1970年代のレスリングシューズなどから着想を得て、虎のひっかきキズを彷彿させるデザインがあしらわれたソールが特徴の「SCLAW」シリーズのアイテムだ。全体をマットな質感の素材で構成しながらも、少し光沢感のある素材を配し、凹凸を表現したディテールとの組み合わせで奥行きのあるデザインを実現している。

Autumn Winter 2023 Collectionのブーツも店頭で販売されていた。クラシカルなフォルムにスニーカーのソールを配したスポーティなブーツは履きやすさも合わせやすさも抜群だ。

これからアイテムが増えるにつれ、2階のフロアにも商品を拡大していくのだろうか。
銀座にはオニツカの路面店が多いので、順繰りに回って違いを楽しむのもおすすめだ！

ショップ情報
Onitsuka Tiger 銀座 コンセプトストア
住所：〒104-0061 東京都中央区銀座5丁目6−2
電話：03-6630-3081
営業時間 : 11:00 – 20:00