2005年、ハワイ生まれの創立者が ”ナイキ” 出身のスタッフと共にカリフォルニアで立ち上げたプレミアムフットウェアブランド”Olukai（オルカイ）”。日本ではあまり馴染みがないブランド名だが、地元では高い品質と共に高い認知度を誇る。ブランド名はハワイ語のOLU（心地よい）とKAI（海）を意味し、ブランドロゴには強さ、幸運、海路の安全を願うポリネシアン伝統のシンボルMakau（骨の釣針）が採用されている。ハワイの自然や伝統、オハナ（家族）、そして、アロハの精神をモチーフにしたフットウェアは、ハワイライフガード協会にも認められ、自然に溢れたハワイと、その伝統文化を伝えている。今回は、そんな同ブランドのヒルトンハワイアンビレッジ内にあるショップをご紹介する。

ショップは、ヒルトン・ハワイアンビレッジのアリイ・タワー1階にある。ポリネシア文化を感じさせる力強い線画は”繋がり”を表し、直線はカヌーの固縛に使用されるハワイのカウラ(ロープ) と、島の人々を繋ぐ風と海路を象徴している。明るいカラーリングがハワイの海や空の色、星座を表現している。これは地元のクリエイター、ケオラ・ナカアヒキ・ラポゾによる壁画で、彼の作品は、天体航法や世界最強のロープ製造技術など、何世代にもわたるハワイの革新からインスピレーションを得ている。この他にもハワイのアーティストによるカスタムアートが壁を飾っている。

店内は溶岩タイルや珊瑚タイルなど自然のものが用いられ、ショップ中央にはノースショアのワイメア渓谷から回収された木をライブエッジでアップサイクルした本物のマンゴーの木のセンターピース、地元職人デー・ソン氏が高級木材とオルカイレザーから手作りした什器など、職人技とハワイアンスピリットが感じられる作りとなっている。これら全てが、商品であるフットウェアを表現し、かつ引き立てている。

ショップ正面には、アイランドクラフトとモダンなテイストを組み合わせた軽快なスニーカー「ミオ・リー（Mio Li)」が並んでいる。ジムからカフェ、トレイルランから街の散歩まで、どこにでも行き、何でもできる用途の広い1足だ。

左隣にあるのは「ホロ（Holo）」。英語の”advance（前進する）”の意味を持つこのスニーカーは、ハワイの貿易風によってインスピレーションされた1足。軽量でアクティブ、通気性に優れたメッシュと足裏の快適な反発力が特徴で、ビーガン対応の素材で作られている。ソールにはしっかりとしたグリップが効いており、滑りにくい。

他にもスリッポンタイプやレザースニーカーもあり、どれも快適な履き心地。踵をつぶしてスリッパとして履くことができるものや、内側にムートンが敷き詰められたふわふわな履き心地のものも。

もちろんビーチサンダルも豊富にラインナップしている。ハワイアンライフガード公認モデルもあり、どのモデルも人間工学に基づいて設計されたフットベッドを使用。鼻緒先端部にソフトナイロンが使われ、足指が擦れて痛くなりにくい構造を持つモデルも。日々ビーチサンダルを履くロコが信頼するブランドである所以だ。

中でもレザーサンダル「メキラ（Mekila）」には美しい刺繍が施されており、ブランドを代表するモデルとなっている。このサンダルは、パニオロ (カウボーイ) と内陸の島に見られる牧場文化を反映しており、特徴的なフルグレインレザーとハワイの鞍のステッチからインスピレーションを得た刺繍で作られている。滑らかで柔らかいレザーは時間の経過とともに足に馴染み、どこにいても快適でスタイリッシュ。ただし海ではなくビーチ用に作られているため、長時間水に触れると損傷する可能性があるので要注意だ。

レディースモデルにはハワイらしい美しいプリントも展開している。またゴルフシューズやキャップ、ボトルなども販売されていので、お土産としても喜ばれそう！

アロハスピリットを感じさせるシューズブランド”Olukai（オルカイ）”。
価格は大体1万円〜2万円ほどと、ビーチサンダルとしてはお高めだが、しっかりした作りになっており、一度履くとやみつきになる。

ハワイでは主要なホテルや街に6店舗を展開している。
日本ではショップはなく、通販などで購入することができるので、サーフィンなどマリンスポーツを行う方にはおすすめのブランドだ。ぜひ一度手に取ってみていただきたい！

OluKai Hilton Hawaiian Village
住所：Ali’i Tower
　　　2005 Kalia Road, #241 Honolulu, HI 96815
電話：808-312-3302
営業時間：9:00 AM - 9:00 PM, Daily