埼玉県川口市、京浜東北線の蕨（わらび）駅から徒歩10分ほど。オープンわずか1年ほどのお店で、決してアクセス抜群とはいいがたい場所にあるにも関わらず、ユーズドスニーカーマニアが競って集うお店「USEDスニーカーズKAI」。こちらのショップは、2021年3月に大学卒業したばかりの24歳の店長・KAIさんが お1人で営んでおり、ショップでは、何年、何十年も前に発売され現在は廃番となっているモデルや、海外限定品など、「こんなの見たことない」というようなスニーカーを多く取り扱っている。今回は、そんな同ショップについてご紹介する。

JR蕨駅の東口を出て、東口駅前通りを進み、蕨・桜町線（111号線）に合流したら、「猫橋」という可愛らしい名前の交差点から1つ目の交差点を右手前に曲がると、目印となるイエローの「USED SNEAKERS」と書かれたショップが見えてくる。

店内は8～10畳ほどのほどよい広さ。一戸建ての一階部分を店舗として使用しており、天井までぎっしりのスニーカーたち。とにかく商品数が多い！掘り出し物がありそうなワクワク感が得られるショップだ。店長のKAIさんは中学3年の頃からスニーカーに興味をもち、大学卒業してすぐに店をオープンされたとのこと。今年2022年8月に改修工事を行って広くなったそうで、ほどよいレトロ感が逆に新しく、心落ち着くショップである。試着できる椅子や鏡などもあり、試し履きもしやすい。

発売から年月の経っている靴は履き古されて捨てられていることも多く、市場に出回る商品自体が数少なくなっているが、そんな廃番になった靴も、一周回って新しく、自分の個性も出しやすく、他の人とも被りにくい。KAIさんが1足1足、汚れ落としなどのメンテナンスを丁寧に行ってからお店に並べられている。

ラインナップは、"ナイキ（NIKE）"、"アディダス（adidas）"、"バンズ（VANS）"、"コンバース（CONVERSE）"、"ニューバランス（New balance）"などがメイン。どれも最近のスニーカーではなく、何年・何十年も前に発売されたもの。古くて珍しいもの、他とは被らないもの、海外限定ものなど、自分だけの1足との出会いが期待できる。価格帯も1万円以内のものが多い。レジ前のショーケースに入っているものはまた別格のレアスニーカーで、こちらも一見の価値あり。そして、もちろん早い者勝ち…。サイズ展開は、サイズも22.5cm〜31cmまでと幅広く、毎週定期的に入荷があるため、定期的に通うお客様も多い。

こちらは”コンバース ”好きには嬉しい1足。レザーやスウェードが定番の「CONVERSE ONESTAR」。レディースもので、10年ほど前に発売されたキャンバス素材のワンスターだ。レモン色に近い優しいイエローで、素材はキャンバスなのでレトロな雰囲気が可愛らしい1足だ。ワンスターの黄色は滅多に発売されず、とても希少なもの。価格もお手頃なので、早い者勝ちだ！

その他、思わず「懐かしい！」と声が出てしまった”adidas”の「マイクロペーサー」など、見ているだけでも楽しく嬉しいラインナップ。ほとんどがメンズで、レディースとキッズは少しの取り扱いとなっている。

ショップを見ているうちにお客さんが次から次へといらっしゃり、お店はすぐ満員に…。
今回はお礼を言ってお店を出たが、いいお店を見つけてしまった、とニンマリ。
休日など時間のある時に、ぜひ訪れていただきたいショップである。
まずはお店のサイトをチェックして！

USED SNEAKERS KAI（USEDスニーカーズKAI）
住所：〒333-0847 埼玉県川口市芝中田1丁目1−14
営業時間：月～土 13:00〜20:00 土日 11:00〜20:00（不定休）