1991年に"アバハウス"の雑貨部門としてスタートしたシューズブランド "アルフレッド・バニスター(alfredoBANNISTER)”。革の素材を使ったものが多く、個性的なデザインが特徴で、流行に流されることなく、時代感、空気感を敏感にキャッチしながら自分らしいスタイルで生きる男女に向けて、靴を中心とした雑貨を展開している。エレガントだが洒落の効いたデザイン性と、日本人の足型に合わせた木型作り、そしてデザイン性に対して優れたコストパフォーマンスを感じるプライシングが魅力のブランドだ。今回は、そんな同ブランドが2016年12月にリニューアルオープンしたヘッドショップ、「アルフレッドバニスター代官山」をご紹介する。

ショップは、代官山駅の北口を出て、代官山公園沿いを左に進み、代官山駅入口の交差点を直進したところに存在する。モダンなショップの大きなウィンドウからは、モード感あるデザイン性と日本人の足に合う機能性を追求したシューズがずらりと並んでいるのが見える。

アルフレッド・バニスターの世界観を表現するコンセプトストアとあって、インテリアはぬくもりあるウッド調の壁。シンプルなメタル調の棚がぐるりと取り囲み、テイストごとに並ぶシューズを引き立たせている。ショップには2022年の秋冬が入荷されており、早くも秋が近づいているのを感じさせてくれる。

秋色のこっくりとしたローファー。甲部分と底部分を縫い合わせるグッドイヤーウェルト製法を採用されているそう。インソールはかかと側に中底にコルク材を詰め、クッション性を持たせた。つま先側は素上げの革にすることで適度に反発性をもたせ、しっかり地面と蹴れるような構造となっている。靴を手に取ると、その靴の特徴を詳しく説明してくださる店員さん。聞いているうちに引き込まれてしまいそうになるのは、ルミネエスト新宿店でも経験したのだが、それだけ拘りの詰まった、よい靴なのだろうと信じさせてくれるのに十分だ。

つくりはしっかりしているが、どちらかというと若い人向きで、20代後半から30代くらいまでが、しっくりくるブランドではないだろうか。お値段とデザインのバランスが良く、トレンドもしっかりと意識されている。

スペイン伝統のサマーシューズを現代的な素材とデザイン解釈で都会的にアップデートした「ニット切り替えジュートスリッポン」。軽く足あたりの良いニットとPUレザーのコンビネーションで、軽量で返りの良いソール。素足で履いても靴下との相性も抜群だ。

ショップではブランドの世界観が体感できるイベントを定期的に開催しており、新作の先行予約会のほか、アルフレッド・バニスターがキュレーションするブランドのポップアップイベントなども。

このように、かっこいいだけでなく、履きやすく、足にもやさしい"アルフレッドバニスター"の靴。自由で柔軟な発想が感じられるデザインで、トレンドのエスプリを漂わせるデイリーカジュアルから柔らかで上質なドレスまで、型も幅広い。何より店員さんの商品知識が豊富で、会話が楽しい。

人よりちょっと違った靴をお探しの方。
代官山へ来たら、ぜひ立ち寄ってみていただきたい！

アルフレッド・バニスター代官山店
住所：東京都渋谷区猿楽町20-9
電話：03-5458-5010
営業時間：11:00～20:00