"クレジュリー"は、1895年にジョセフ・フェネストリエ(JOSEPH FENESTRIER)氏によってスタートし、モダンとレトロなファッションをユニークな解釈で捉え、構造的なシェイプを特徴とする靴を多く生み出しているブランド。

2017年9月よりクリエイティブ・ディレクターを務めるダヴィッド・トゥルニエール・ボーシエル（David Tourniaire Beauciel）氏は、これまで"メゾン マルジェラ（Maison Margiela）"や"クロエ（CHLOÉ）"など、多くの有名ブランドでシューズを手掛けてきた人物。現在は、フラットやウェッジソールなどに代表されるメゾンの伝統を重んじながら、常に革新的なシューズ作りで進化を続けている。

今回は、そんな同ブランドが2021年2月にGINZA SIX店とほぼ同時にオープンした「クレジュリー新宿伊勢丹」をご紹介する。

これまで日本ではオンリーショップを展開してこなかった"クレジュリー"であるが、2021年2月に、一気に2ショップをオープンさせた。2店舗共に、日本を代表する高級ファッションのメッカだ。1つは銀座にある銀座エリア最大のラグジュアリー商業施設「ギンザシックス（GINZA SIX）」、そしてもう1つは、1886年創業の老舗の呉服店系百貨店、その本店である「新宿伊勢丹」である。「ファッションの伊勢丹」「ファッションミュージアム」を標榜するその2階に、「クレジュリー新宿伊勢丹」は存在する。ギンザシックス店のようなショップインショップではないものの、"チャーチ"や”ミュウミュウ”のような高級シューズラインが並ぶエリアの、その一角に。

ショップエリアはコンパクトながら、そのモダンさとヌケ感で、しっかりとブランドの世界観を感じることができる。ラインナップもバランスが良く、定番モデルからシーズンものまでがディスプレイされている。まずは定番モデル「BECKA」。4.5cmの機能的なクレジュリーシグネチャーソールを使用したスタイリッシュなモデルで、トラディッショナルなモデルにフランスらしい絶妙のカラーリングと厚底のソールを組み合わせ、シンプルなスタイルが映えるデザインとなっている。カラーはホワイト×トープ、ブラック×ホワイト×トープの2色展開だ。

また、シーズン柄、サンダルも多くラインナップ。中でもシングルトゥストラップサンダルの「GIA」は、アッパーにソフトなカーフスキンでグラフィックデザインの迷路を魅力的に描いたモデル。新素材のマイクロファイバーを使用した2.5cmのフラットラバーソールは、軽量な上に歩行時の地面からの衝撃を和らげてくれる優れモノ。シンプルながら、履くとエレガントさが際立つデザイン。カラーはブラックとタンの2色展開だ。

ヨーロッパのブランドらしい、トラディッショナルなデザインに、落ち着いて洗練されたカラーリング、そして厚底やブロックヒールなどを組み合わせた斬新さで、今注目のシューズブランド"クレジュリー"。ショップインショップよりも入りやすく、手に取りやすい。サッと見て試したい人にはおすすめの「クレジュリー新宿伊勢丹」。緊急事態宣言があけたら、ぜひ立ち寄ってみていただきたい！

クレジュリー 伊勢丹新宿店
住所：東京都新宿区新宿3-14-1　伊勢丹新宿2F
営業時間：10:00～19:00
電話番号：03-6709-9288