ブランドのなりたち
1909年、ガブリエル・シャネル(通称ココ・シャネル)によってスタートした、フランスのラグジュアリーブランド"シャネル (CHANEL)"。父は行商人、母は早世したため家族は散り散りとなり、シャネルは孤児院や修道院で育った。シャネルのファッションは潔いモノトーンが多いが、それは修道院で黒などべーシックな服を着用していたためと言われている。1905年、踊り子(歌手)を目指しキャバレーで働く仕事に就き、ミドルネーム"ココ"と呼ばれ親しまれた。これが由来となり、有名なCCのモノグラムへと繋がった。その後は歌手をしていた時期に出会ったブルジョワ出身の青年将校の愛人となり、彼の出資で1909年に帽子のブティックを開業。1910年、カンボン通り21番地に帽子店「シャネル モード」をオープンした。装飾が多い帽子の多い中、シャネルのシンプルなデザインは多くの注目を集め、帽子から衣服など徐々に展開を広げ、そのカリスマ的な美貌と行動力で、自身が広告塔となり、事業を拡大していく。1913年、フランスのドーヴィル(DEAUVILLE)に新店舗を出店、続く1915年、フランスのピアリッツ(Biarritz)に初めてのクチュールハウスを出店、さらに1918年、パリのカンボン通り31番地にかの有名なクチュールハウスをオープンする。1919年にはクチュリエとしてオートクチュールのコレクションを発表、シックで着心地の良さを追求し、シンプル&エレガンスを追求している。
"シャネル (CHANEL)"について
ウェア、シューズ、ジュエリー、バッグ、財布、時計などのアクセサリー、コスメまで幅広く展開している"シャネル (CHANEL)"。中でも変わらぬ魅力を放っているのが1957年に誕生したバイカラーシューズだ。「ベージュとブラックは朝出かけるときから、ランチタイム、カクテルパーティに出席するときまで、一日のどの場面にもマッチする」と語り、コーディネートを問わず、さまざまなシーンにぴったりとマッチする。発表当時は服の色に合わせて1色で作られるのがあたりまえだったシューズの常識を覆した革新的なベージュとブラックのバイカラーデザインはたちまち話題となり、カトリーヌ・ドヌーヴ、ロミー・シュナイダー、ブリジット・バルドージェーン・フォンダ、ジャンヌ・モローなど、時代を代表する女優たちをも魅了した。登場から60年近く経ったいまも、洗練された女性の足元に欠かせないエレガントな一足として愛されつづけている。価格帯は10万円前後となっている。
公式サイト
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出典:https://www.chanel.com/