1966年3月にスタートしたアメリカのスケートシューズブランド"VANS（バンズ）"。創業者のポール・ヴァン・ドーレン氏が、3人のパートナーと共にカリフォルニア州アナハイムに初のショップをオープンし、1970年前半には、そのシンプルなデザインとグリップのあるソールが注目を浴びるようになり、スケーターの間で大人気となった。その後は現役プロスケーターがデザイン面で参画するようになり、それまでの定番「オーセンティック(AUTHENTIC)」に加えて「エラ（ERA）」や「スリッポン（SLIP-ON）」など、現在でも人気のモデルが続々と誕生する。日本へは1994年にABCマートが日本国内での商標契約を結び、展開している。今回は、そんな同ブランド国内初、アジア初のオンリーストアであり、2020年6月にオープンした「VANS STORE HARAJUKU」をご紹介する。

原宿・神宮前の交差点すぐそばにそびえ立つ、奇抜な模様の細長いビルディング。「VANS STORE HARAJUKU」は、再開発の進むこのエリアに、2020年6月にオープンし、ひときわ存在感を放っている。

アジア初・国内初のVANS STOREビルディングは、2020年6月にオープンした。ショップは地下1階、地上3階建てで、1階と2階にフットウェア、アパレルからアクセサリーまでを取り揃え、地下1階にはスケートコレクションが展開されており、フロアによってそれぞれ異なる商品展開となっている。

店内はコンクリートと木目調の落ち着いた雰囲気で、随所に日本人アーティストによるアートワークが展示されている。ブランドのストリートカルチャー“OFF THE WALL”を表現したもので、商品であるシューズとほどよく引き立て合うバランス感がさすがである。

1階にはアパレルや最新の商品ラインナップが並ぶ。訪れたときには、ちょうどMOMAのコレクションがフィーチャーされていた。実物を見ると、思ったよりも派手な感じはなく、たくさんの色を使っているため服にも合わせやすく、きちんと履いた時のバランスが考えられていることが分かる。当り前だが、大事なことだ。この現代美術風の色使いのものの他にも、モネ、ダリなど、印象派からシュルレアリスムまで、幅広く展開されているこのコレクション。"vans"のレンズを通したデザインでクールに生まれ変わっている。

地下にはスケートコレクション。アジア圏最大規模のオンリーストアとあって、数多くのモデルが揃っている。キッズラインも地下にあるので、家族でお揃いを探すのも楽しい。今後は、アクションスポーツ、音楽、アート、ストリートカルチャーなどをテーマにした、顧客とつながりを持てるような“BRAND EXPERIENCE”を提供していく予定とのこと。

原宿にできた新スポット「VANS STORE HARAJUKU」。
近くへ立ち寄ったら、ぜひ足を運んでいただきたい！

Vans Store HARAJUKU
住所：150-0001 東京都渋谷区神宮前6-10-13
電話：03-6450-5806
営業時間：11：00～20：00