現在ではファッション的なイメージが強い同ブランドだが、もともとは戦後復興の際に、「健全な魂は健全な身体に宿る」をモットーに健全な青少年を育成するため、スポーツシューズを開発したことが始まりである。改善に改善を重ねたシューズは機能面の高さでも知られており、東京五輪などでは国内外の選手にオニツカのシューズを提供することでメダル獲得にも寄与。その技術に世界中から注目を浴びたことでも知られている。

2000年代には欧州でレトロデザインのクラシックスニーカーがブームとなり、"アシックス"と名を変えていた"オニツカ"ブランドが復活。優れた機能性に加え、シンプルな色使いや底の薄いクールなデザインが、現地の若者たちの心を捉え、海外での人気が爆発的に伸びていく。一方で、国内での需要が落ちていた同ブランドの世界観をアピールするため、2012年にオープンした「オニツカタイガー表参道店」から3年後、若者文化の聖地である渋谷にオープンした「オニツカタイガー渋谷」。今回は、このショップをご紹介する。

2015年3月にオープンした同ショップは、公園通りと神宮通りの分岐点近くに位置している「渋谷モディ」に並ぶ路面店となっている。2020年3月にオープンした「オニツカタイガー渋谷2」も並ぶこの通り沿いには、「チャコット・カルチャースタジオ」「Apple渋谷」など様々なショップが立ち並び、渋谷のカルチャーを発信している。

「古今東西」のコンセプトを忠実に体現しているこちらのショップは、国内最大の旗艦店である「オニツカタイガー表参道」に次ぐ大型店舗。さらに今後の店舗開発や商品開発に生かすための情報収集の場と位置付けられているため、とにかく品数が豊富。またオリンピックによる訪日外国人の利用も見込み、国内だけではなく海外のファッション感度が高い層にもブランドイメージの発信を行っている。

カラーバリエーションが豊富な通常モデルに加えて限定モデルや「NIPPON MADE」なども幅広くラインナップする同ショップ。平日の午前中であれば、比較的ゆっくり商品を眺めたり試着することができる。さらに2020年3月にオープンした「オニツカタイガー渋谷2」が隣接しており、こちらではアパレルを中心にアクセサリーやシューズの最新コレクションを展開。1,2と見て回ることで「オニツカタイガー」ブランドのシューズ、ウェア、バッグ、小物類を見ることができ、ここだけでトータルコーディネートが叶う。

オニツカワールドに魅了されたのですべてのオニツカ商品が見たい、欲しいモデルを探したい！という場合は、まずはこちらのショップを訪れるのがおすすめだ！

オニツカタイガー渋谷1（ONITSUKA TIGER SHIBUYA1)
住所：東京都渋谷区神南1-21-3　渋谷神南共同ビル 1-2F
電話：03-3464-9040
営業時間：11:00~20:00（※2020年8月5日現在、短縮営業中）
定休日：不定休

オニツカタイガー渋谷2（ONITSUKA TIGER SHIBUYA2)
住所：〒150-0041 東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ 公園通り沿い 1F・2F
電話：03-5422-3903
営業時間：11:00~20:00（※2020年8月5日現在、短縮営業中）
定休日：不定休